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助産師のフィジカルアセスメント強化に向けた超音波教育プログラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20K19138
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分58070:生涯発達看護学関連
研究機関富山県立大学

研究代表者

北島 友香  富山県立大学, 看護学部, 講師 (00846131)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード助産師 / 超音波検査 / 教育 / アセスメント / 超音波診断装置 / 教育プログラム / 周産期
研究開始時の研究の概要

産科医の過重労働の解決策としてチーム医療が推進され、助産師には判断能力が必要とされている。助産師が、非侵襲的に状態を可視化できる超音波検査(以下、エコー)を活用できれば、従来の主観的な観察指標に客観的指標が加わり、フィジカルアセスメントの強化が期待できる。近年、助産師によるエコーの活用の幅は広がりつつあるが、我が国に助産師のエコーに関する明確な教育プログラムはなく、助産師の超音波教育の充実が望まれている。
そこで本研究は、我が国の助産師の超音波教育の現状と課題を明らかにし、周産期における助産師のフィジカルアセスメントの強化に向けた超音波教育プログラムを構築し、その効果を検証することとする。

研究実績の概要

本研究の目的は、助産師のフィジカルアセスメントの強化に向けた超音波教育プログラムを構築し、その効果を検証することである。
2022年度までに行った助産師の超音波教育および実践に関する文献検討の結果、産科施設や助産師養成教育機関によって超音波検査の実施や教育体制は多様であることがうかがえた。そのことをふまえ、助産師の超音波教育および実践の実態を把握するため、全国の分娩取り扱い施設および助産師養成課程を対象とした実態調査を行うこととし、調査項目の抽出を主に行った。
超音波に関する助産師教育および助産師の超音波検査実施の実態として、超音波検査の実施機会は助産師外来での妊娠中の胎児の観察を中心に日常的に見られるが、十分な教育を受けていないことで技術に自信が持てず、エコーの基礎から学ぶことを望む助産師が多いことがわかった。さらに、分娩期の回旋の評価など、助産師の超音波検査の活用場面は広がりをみせており、出生前検査の要素も含む超音波検査を行う際の専門職としての倫理的態度の養成など課題があることも明らかとなった。また、助産師による超音波検査の教育はアメリカを中心に諸外国でも実施されており、諸外国の動向もふまえた文献検討の結果から調査項目を挙げた。
昨年度の抽出した全国の分娩取り扱い施設と助産師養成課程を対象とした調査はウェブ調査で行うこととし、委託業者の選定を行い、今後は学内の倫理審査の申請、調査へと進む予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

他の研究活動および教育活動にかかる時間が大きくなり、当初の計画通りに研究活動の時間を確保することが困難であった。

今後の研究の推進方策

倫理審査の承認を得た後、全国の産科施設および助産師養成課程を有する教育機関を対象に助産師の超音波検査および超音波教育の実態を調査する。その結果から、我が国の特性(課題、ニーズ)を見出し、その特性に合わせた教育プログラムの素案を作成する。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] 経腟分娩後の下部尿路機能の特徴~下部尿路症状と膀胱内尿量の実態~2023

    • 著者名/発表者名
      北島友香
    • 学会等名
      日本女性骨盤底医学会第25回学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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