研究課題/領域番号 |
20K19145
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
肥田 典子 昭和大学, 薬学部, 教授 (30621742)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ミニタブレット / 剤形変更 / 院内製剤 / 小児臨床薬理学 / アスピリン / 川崎病 / 小児製剤 / 小児用製剤 / 個別化医療 / 散剤 / 薬物動態 |
研究開始時の研究の概要 |
小児の薬物治療において、小児の発達や好みに応じた小児製剤がないことが問題になっている。ミニタブレットは、原薬の味をマスクすることができ、発達の段階に応じて投与量調整が可能という利点がある。しかし、ミニタブレットの薬物動態が既存の剤形と同じであるかの検討は行われていない。 本研究では、健康成人を対象にアスピリンミニタブレットを作成し、健康成人を対象に薬物動態比較試験を行うこととした。アスピリン散剤とミニタブレットの2群間での薬物動態パラメータを比較検討する。 本研究の成果によって、日本の子どもにも服用しやすい剤形について、開発初期から働きかけを行うことができる可能性が高まるものと確信している。
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研究成果の概要 |
川崎病の小児には、解熱鎮痛薬および抗血小板薬としてアスピリン散が処方されるが、その一部が口の中に残り、苦味や酸味を感じる。この問題を解決するために、我々は直径3㎜のアスピリンミニタブレットを開発した。本研究では、健康成人を対象にアスピリンミニタブレットを作成し、健康成人を対象に薬物動態比較試験を行った。ミニタブレットと散剤間にCmax、AUCの有意差は認められなかった。成人から得られた薬物動態の結果をそのまま小児に適用することはできないが、本研究の結果は薬物動態を予測する上で重要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は他の治療薬にもミニタブレットの技術を応用できることから、散剤を上手に服薬できない小児の薬物治療が格段にスムーズになることが期待される。本研究の成果によって、日本の子どもにも服用しやすい剤形について、開発初期から働きかけを行うことができる可能性が高まる。
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