研究課題/領域番号 |
20K19146
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 聖路加国際大学 |
研究代表者 |
福冨 理佳 聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60826329)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | Newborn Care / EENC / タンザニア / アフリカ / 新生児看護 / 助産 / 看護実践教育 / 助産学 |
研究開始時の研究の概要 |
EarlyEssentialNewbornCare(以下 EENC)は、WHO西太平洋地域事務局が、新生児死亡率の高い主な西太平洋地域の8ヵ国で教育展開している新生児ケアのプログラムである。ファシリテーター養成セミナーを受講した参加者がチームを形成し、現場での教育を推進する役割を担うとしているが、各国で主体的なチーム活動の停滞が報告されている。応募者がEENC普及をめざすタンザニアでも同様であり、その要因の解決を図るタンザニア版EENCの教育効果と展開方法の実現可能性の評価を行い、実用化し、他の導入国のより効果的な教育活動につながる知見を得ることをめざす研究である。
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研究成果の概要 |
タンザニア版 Early Essential Newborn Care のセミナーを開催し、参加した助産師19名に対し、セミナー前後の知識テストと技術到達度の観察を行った。知識テストにおいて、参加者全体の点数平均は、実施前52%から実施後92%へと上昇し、セミナー実施後の技術到達度の平均は、89%に達した。5ヶ月後、セミナー参加者を中心とするOJTチームメンバー2名へインタビューを実施した。研究期間終了後となるが、今後結果を分析することにより、セミナーの教育効果を明らかにすること、OJT による教育活動に対する意欲、認識、ニーズを明らかにすることでタンザニア版EENCの実用化を評価する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、タンザニアの組織文化的、医療背景に根ざした新生児ケアプログラムの実用化検証である。より効果的な教育プログラムの実用によりさらなる新生児死亡率の低下に寄与すること、また、各国の背景に合ったプログラムの実用をめざすことは、他の導入国におけるより効果的な教育活動につながる知見を得ることができる。 また、今後の本研究結果の公表を通して、Early Essential Newborn Care の評価と改訂へつながることも期待される。
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