研究課題/領域番号 |
20K19147
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
山本 江里子 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (80791467)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 若年女性 / 月経異常 / スクリーニング / 尺度 / 関連要因 / 婦人科受診 |
研究開始時の研究の概要 |
現代女性のライフサイクルは、この30年で大きく変化した。初経年齢は、平均12歳で早熟しているが、晩婚・晩産化が進み、平均出産年齢は30歳を超えている。そのため、月経回数が増えて、月経異常になりやすく、婦人科疾患の罹患は増えているが、国内の受診率は低い状態である。 そこで、月経異常のスクリーニング尺度を開発し、婦人科受診の調査を同時に行い、分析から尺度と受診の関連を明らかにし、実用化に向けて検討する。 本尺度が完成すると、月経異常を若年女性が自ら判断し受診することで、婦人科疾患の早期発見につながる。これにより、婦人科疾患から将来不妊になることを防ぎ、若年女性は長く妊孕性を保つことが可能となる。
|
研究成果の概要 |
国内外31文献から若年女性の月経異常の概念分析を行った。専門家会議で内容妥当性を確認し、47項目の若年女性の月経異常のスクリーニング仮尺度と婦人科受診の項目を作成した。 18~29歳の月経異常がある女性に予備調査を実施した。次に本調査を行い、1週間後再テストし、4因子25項目の信頼性と妥当性を確認した。関連要因調査では食習慣,睡眠習慣,体の不調との強い関連が見られた。コロナ禍で調査はすべてオンラインで実施。現在4因子と婦人科受診との関連を分析中である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、今まで世界的に高学歴化・晩婚・晩産化に伴い、月経異常がある若年女性は増加傾向であったが、月経異常がある人を対象としたスクリーニング尺度がなかった。この尺度を活用することで、若年女性の月経異常の早期発見と治療につながる。社会的意義は、月経異常のスクリーニング尺度を活用することで、若年女性が自身の健康を考える機会となり、月経異常で苦しむ若年女性自身のQOLの向上につながる。
|