研究課題/領域番号 |
20K19152
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
山本 容子 関西医科大学, 看護学部, 研究員 (10757173)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
|
キーワード | ライフスキル尺度 / アフリカ / 児童 / エチオピア / ガーナ / マラウイ / サブサハラ・アフリカ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題は、サブサハラ・アフリカ地域の児童のライフスキル(LS)を測定するためマラウイ、ガーナ、エチオピアの3ヶ国において以下の調査を実施し、LS尺度の開発を行う。 まず、児童に対する調査で、日常生活において児童に求められる、あるいは児童が実際に用いているスキルの具体的な内容や特徴、LSを構成する思考や行動を明らかにする。次に、学校関係者と地域住民に対する調査で、児童が獲得すべきスキルやLS教育に期待される内容、LSに影響する文化的社会的環境的要因を明らかにする。これらの結果をもとに、サブサハラ・アフリカ地域の児童を対象としたLS尺度を作成し、その信頼性と妥当性を検証する。
|
研究実績の概要 |
本研究課題は、サブサハラ・アフリカ地域にあるガーナ共和国、マラウイ共和国、エチオピア共和国の3ヶ国を対象に生徒のライフスキルを測定するためのツールを開発することを目的としている。 2022年度は、2020年度と2021年度に実施予定(COVID-19のため延期)であったガーナ、マラウイ、エチオピアの3ヶ国での予備調査を実施した。各国の調査対象地域の学校においてライフスキルに関する自記式質問紙調査を実施し、ガーナ約500名、マラウイ約500名、エチオピア約360名の生徒から回答を得た。また、調査対象校の教員へのインタビュー調査とライフスキル関連科目の授業観察を行った。現在は収集したデータの分析および尺度項目の作成を行っている。 2023年度は、2022年度に予定していた本調査を3ヶ国で順次実施し、研究成果の一部を学会で発表する計画である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2020年~2021年度は、COVID-19感染の世界的流行により調査対象国への渡航が困難となったこと、また渡航再開後も各国の学校機関が臨時閉鎖されるなど予期せぬ事態が重なったことにより、予定していた現地調査が約2年間実施できなかったため、研究の進捗に大きな遅れが生じている。
|
今後の研究の推進方策 |
COVID-19感染による調査対象国(ガーナ、マラウイ、エチオピア)の出入国規制は緩和傾向にある。そのため、2023年度は当初計画で2022年度に実施予定であった本調査を3ヶ国で実施するため、各国の現地協力者と連携・調整を図りながら現地調査の準備を進める。
|