研究課題/領域番号 |
20K19166
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
戸部 浩美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任講師 (60823143)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 養育態度 / 地域参加型研究 / 子育て支援 / 育児支援 / 親 / 尺度開発 / 子育て / レジリエンス / ペアレンティング |
研究開始時の研究の概要 |
親の養育態度は、子どもの成長発達や親子心身の健康にも長期的で多大な影響を及ぼす。親が不適切な養育を避け、適切な養育を行えるようになるためには、自身の養育態度を見直し、子育てを通して自身と向き合い、自己を成長させる機会とできるような、地域に根差した支援が必要である。そこで、本研究では、効果的な育児支援を導き出すことを目標に、養育態度尺度日本語版を開発し(目的①)、適切な養育方法を学び訓練するためのプログラムを地域で活用するシステムを構築し、コミュニティを基盤とした参加型リサーチCommunity-based Participatry Research(CBPR)を行うこととする (目的②)
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研究成果の概要 |
親の養育態度は、子どもの成長発達や親子心身の健康にも長期的で多大な影響を及ぼす。親が不適切な養育を避け、適切な養育を行えるようになるためには、自身の養育態度を見直し、子育てを通して自身と向き合い、自己を成長させる機会とできるような、地域に根差した支援が必要である。そこで、本研究では、効果的な育児支援を導き出すことを目標に、養育態度尺度日本語版を開発し、適切な養育方法を学び訓練するためのプログラムを地域で活用するシステムを構築し、コミュニティを基盤とした参加型リサーチCommunity-based Participatry Research(CBPR)を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では養育態度の様々な側面を網羅的にアセスメントできる尺度がこれまで存在しなかったため、研究・実践においても非常に限られた側面しかとらえられなかったが、本研究において作成された養育態度尺度は不適切なものだけでなく適切な養育態度も含み、心理的コントロールを含む世界的にも新しい内容である。親の養育態度と子どものアウトカムの関連を示し、現在の日本の養育と養育が子どもの性格に与えている影響について非常に有益な示唆を与えるものである。研究結果を元に地域の保健師や親に対して、育児支援、あるいは親自身のセルフケアを促す活動につなぎ、今後出版を通して広めていけることから社会的な意義が高い。
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