研究課題/領域番号 |
20K19177
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
藤塚 真希 横浜市立大学, 医学部, 助教 (80805888)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | NICU / 低出生体重児 / フォローアップ外来 / 離乳 / 看護師 / 退院後 |
研究開始時の研究の概要 |
低出生体重児のNICU退院後の在宅生活において、家族が授乳から離乳への移行を円滑に進められず育児不安が助長されており、支援が課題となっている。本研究は、NICUフォローアップ外来における低出生体重児の授乳・離乳に関する看護師の支援の実態について、ファミリーセンタードケアの視点(①家族とのパートナーシップ②家族の尊重③家族との情報共有④家族のケア参加)に基づいて調査し、さらに支援の関連要因を明らかにすることを目的としている。
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研究実績の概要 |
本研究は、NICUフォローアップ外来における低出生体重児の授乳・離乳に関する看護師の支援の実態について、ファミリーセンタードケアの視点(①家族とのパートナーシップ、②家族の尊重、③家族との情報共有、④家族のケア参加)に基づいて調査し、さらに支援の関連要因を明らかにすることを目的として開始した。 しかし、新型コロナウイルスの影響により、病院における医療職者への調査が難しくなり、研究計画を一部変更した。NICUフォローアップ外来や低出生体重児の離乳に関する文献検討を行ったところ、フォローアップ外来において看護師が食事指導や育児指導を個別に行っていることが報告されていたが、離乳期における具体的な看護支援に関する文献は見当たらなかった。諸外国では離乳が円滑に進まない場合に、自宅訪問やオンライン面談といった方法も検討されていたが、育児支援システムが異なるため、そのまま日本に導入するのではなく、独自の支援方法を検討する必要がある。また、離乳が円滑に進まない原因として子どもの嫌悪経験の蓄積が挙げられるため、NICUフォローアップ外来における予防的な支援や早期発見・早期介入が重要だと考える。 そこで、実際に自宅で子どもをみている低出生体重児の母親が離乳期にどのような体験をしていたのか調査し、現在の支援の課題を見出し、看護支援を検討したいと考えている。2022年度は倫理審査の申請準備を進めたため、次年度はインタビュー調査の実施に取り掛かる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は病院のフィールドワークで得た知見からインタビューガイドの検討を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響により遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
病院における医療職者の支援の実際を調査する計画であったが、新型コロナウイルスの影響により難しい状況である。そのため、一部計画を変更し、低出生体重児の母親を対象としたインタビュー調査を行い、離乳に関する母親の体験について分析する。この分析結果から現在の支援の課題を見出し、看護支援への示唆を得ることができる。
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