研究課題/領域番号 |
20K19181
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
永谷 実穂 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (10369548)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 就労更年期女性 / 健康教育 / 認知の再構成 / 更年期の捉え方 |
研究開始時の研究の概要 |
更年期女性は、更年期症状を呈しながら就労することは、心身への負担は大きい。 また、女性特有の身体変化に対する健康教育の場は少なく、更年期の知識は周囲からの情報や個人のイメージで更年期を捉え、現在の健康状態と更年期症状を上手にコントロールしている。このイメージが更年期症状に影響を及ぼすのであるが、更年期の捉え方に対する認知の再構成を取り入れた健康教育は国内ではほとんどみられていない。この健康教育プログラムでは、認知の再構成を取り入れた健康教育を行い、その効果検証を行う。さらには、就労更年期女性が就労しながら有効に時間を利用して自己管理を行うために実用可能な健康教育プログラムの開発を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、就労更年期女性を対象とした健康教育プログラムを更年期へ認知の視点から開発し、その効果を検証し、WEBにおける健康教育教材の 開発を行うことを目指すことが目的である。 2021年度以降の実施計画では、①セルフヘルプにおける健康教育プログラムの実施し、実施後の効果検証。②効果検証のデータ結果、健康教育プログラム内容の検討。 ③健康教育プログラム内容の介入方法の検討・教材の開発。④プレテストを更年期女性に実施、評価と段階的に進めていく予定であった。 しかし、COVID-19の感染状況の影響により、対面における健康教育プログラムの実施できない状況となった。そのため、2023年度まで研究を延長することとした。 2020年度から、国内外の先行文献の検索を行い、特に認知行動療法を取り入れた介入研究について検索した。文献検討により、プログラム内容、介入の期間および介入後の強化時期などについても検討している。 また、健康教育プログラム内で使用しているワークシートの使用方法について、以前より健康教育の実施段階で検討課題となっていたため、このワークシートの使用方法および記入後のフォローについて検討していく。 さらに、このワークシートは、英文のものを使用しているために日本語の適正についても再確認を行い、ワークシートの修正を図り健康教育プログラム実施に向け準備を整えている。今後は、依頼施設の状況を確認したうえで健康教育プログラムの実施および介入効果の分析を行い、介入方法の検討および教材開発に繋げるようにしていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
昨年度に引き続き、COVID-19の感染拡大に伴う授業や実習および学生への対応など、大学における教育活動にエフォート率が高くなり、研究に従事する時間を確保することが難しかった。また、COVID-19感染により、依頼施設もリモート業務が推奨され、参加募集の機会を失い研究実施が困難となった。
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今後の研究の推進方策 |
健康教育における倫理審査期間の期間終了に伴い、再度審査を受け健康教育の実施を行い効果検証を行う。教育プログラムの開発準備を行う。
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