研究課題/領域番号 |
20K19183
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
|
研究機関 | 香川県立保健医療大学 |
研究代表者 |
植村 裕子 香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 准教授 (50353149)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 育児技術 / VR技術 / 看護学生 / VR / 教育 / シミュレーション / 大学生 |
研究開始時の研究の概要 |
VR技術の発展は目覚ましく、私たちの日常生活に取り入れやすくなっている。そのため、看護基礎教育においてもVR技術を応用した教育方法が検討されている。そこで、今回は育児技術の習得に焦点を当て、看護学生のVR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラム(学生版)を開発する。また、このプログラムを改良し、初めて父親母親になる人たちの育児技術の習得に貢献するために育児技術シミュレーションプログラム(両親版)を開発する。最終的に、VR技術を応用した育児技術シミュレーションプログラムの学生版、両親版の有用性を検証する。
|
研究成果の概要 |
2020年度~2021年度は、VR技術を応用した育児技術プログラム(学生版)を作成し、2021年度~2022年度は対象(看護学生)にVR技術を応用した育児技術プログラム(学生版)を視聴した効果を検証した。学生はVRへの関心も高く、感染症拡大の時期と重なったことから、実際の育児技術を疑似体験することにもつながり、視聴前後で学習効果を高めることができた。2023年度はVR技術を応用した育児技術プログラム(両親版)を作成し、オンラインのアンケート調査で妊婦を対象にデータを収集し、VR教材の関心は高く、今後VR技術を応用した育児技術プログラム導入に向けて、さらなる研究が必要であると考える。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果から、看護学生にVR技術を応用した育児技術のプログラムを使用したことでVR技術を使用することでの身体的負担はなく、学習効果が高められたことが明らかになった。VR技術を応用した学習は、侵襲がなくくり返し学習することができることから、看護技術の習得にも応用できることが示唆された。また、VR技術を応用した育児技術のプログラムの両親版を作成し、初妊婦の視聴結果からはVR技術を応用したプログラムに対する関心の高さが示された。今後、VR技術を応用した育児技術プログラムは、初めて子どもを持つ親の妊娠期からの育児準備として育児技術の習得に貢献できると考える。
|