研究課題/領域番号 |
20K19190
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 東京通信大学 (2022) 東京女子医科大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
沢口 恵 東京通信大学, 人間福祉学部, 専任講師 (10759161)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 医療的ケア児 / 訪問看護教育 / アクティブラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
高度な在宅医療を必要とする小児への訪問看護実践能力の習得・向上を目指すため、アクティブラーニングを活用した、訪問看護師への訪問看護教育を実施し、効果と内容の検討を行う。 2020(令和2)年度は小児看護専門看護師との協働により研修会プログラムの作成、プレテストの実施を行う。2021年(令和3)年度はプレテストの結果から研修会の修正を行う。2022年(令和4)年度は修正された研修会の実施し、2023年(令和5)年度は実施後の効果を検証する。
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研究実績の概要 |
2020年度は医療的ケア児の在宅支援に関する研修会や在宅での支援内容についての文献検討の結果と、訪問看護ステーション所長や小児看護専門看護師へのヒアリングを行い、研修会の内容の検討を行った。新型コロナウイルス感染症の拡大により対面式の研修会による感染拡大が懸念されたため、対面式からオンラインでの事例検討会に変更した。障害児の成人期への移行支援の具体的方法の模索と研修会への応用のため、イギリスの障害児施設とのオンラインでのディスカッションに参加した。健康面での支援では看護師だけではなく他職種との協働の重要性が示唆された。研修会では多職種との連携の必要性と連携の方法について内容を追加することとした。 2021年度は事例検討会の内容を決定し、2022年度に開催できるように準備を行った。事例検討会で盛り込む内容の決定するため、医療的ケア児の家族に対して感染症拡大による生活の影響についてインタビューと退院調整看護師へのインタビューを行った。感染症拡大の下では特に訪問看護師の支援が重要であること、NICUやGCUからの在宅移行の現状や支援の方法、困難さについて理解できた。プレテストとして6月に開催された日本小児看護学会学術集会テーマセッションでは事例検討会を行い、参加者からの意見から研修会の内容を検討した。事例検討会では参加者が事例を持ち寄り、お互いに情報を共有しながら検討するだけではなく、小児看護や在宅看護の基礎知識の確認も追加することで、オンラインであっても知識・技術の習得ができるような研修会を開催することを目指すこととした。 2022年度はオンラインでの事例検討会の開催に向けて日程調整やSNSを活用した事例検討実施の周知・広報活動を行った。しかし参加者が集まらず、開催できなかった。事例検討会開催時期や時間の設定、広報活動を見直すことの必要性が示唆された。
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