研究課題/領域番号 |
20K19198
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58070:生涯発達看護学関連
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研究機関 | 広島都市学園大学 |
研究代表者 |
神崎 匠世 広島都市学園大学, 健康科学部, 准教授(移行) (20457485)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 家族支援 / 入退院支援 / 看護職協働 / 高齢者 / 緊急入院 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、緊急入院高齢患者の入退院支援における家族支援ガイドラインの開発を目的とする。これは、看護職の協働による在宅療養生活に向けた支援体制の構築に寄与し、緊急入院高齢患者とその家族の安心した療養生活の継続、ならびに療養生活の質の向上と充実を図るため家族ケアの実践的な方策の提示を目指すものである。またこのガイドラインは、家族への入退院支援項目の抽出と、それぞれの看護職が入退院支援における家族支援への役割認識を明確化し、支援の重要性を再認識することができる教育的効果も目指している。これにより緊急入院高齢患者の入退院支援の質指標となり、患者及び家族の安心した療養生活につながるものを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究では、緊急入院高齢患者の入退院支援を担う外来看護師、病棟看護師、訪問看護師を対象に、それぞれの家族支援への役割認識を明らかにし、患者・家族の安心できる療養生活に向けた家族支援ガイドラインを開発することを目的とした。そこで、緊急入院高齢患者の入退院支援における家族支援に関する看護職協働の実践内容を明確化するため自記式質問紙調査と半構造化面接を行い、その結果をもとに実践的な方策となる項目を抽出し、緊急入院高齢患者の入退院支援における家族支援ガイドライン(案)の作成を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、病棟看護師、訪問看護師、外来看護師の家族支援では、それぞれの専門性を発揮した特徴がみられるとともに、主に情報共有というかたちで看護職協働が行われていたことが示された。また、同一職種であるからこそ連携の強みになるとともに、認識の違いや情報共有不足が入退院支援の課題につながることも明らかとなった。今回のガイドライン案の作成により、退院困難な要因である緊急入院高齢患者における看護職間の協働を目指した実践的な家族支援につながると考える。
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