研究課題/領域番号 |
20K19227
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 聖泉大学 (2023) 姫路大学 (2021-2022) 岐阜聖徳学園大学 (2020) |
研究代表者 |
古川 智恵 聖泉大学, 看護学部, 教授 (20742513)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ラオス / 周術期 / 尺度開発 / ケア / 教育 / 管理 / モデル開発 |
研究開始時の研究の概要 |
ラオスの病院では、手術後の創傷治癒に栄養管理が関与しているという認識が乏しく、院内給食制度も未整備のため、医療者主導の栄養管理がなされておらず、手術後は低栄養となり、術後合併症を起こしている患者が多い。このような状況を改善するために、ラオスの周術期の現状を明らかにし、ラオスにおける周術期看護モデルを開発することで、適切なケアを教授し医療の質向上に寄与する。
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研究実績の概要 |
調査国であるラオスはCOVIID-19のあと手術が再開となっている。2023年12月に調査再開の打ち合わせを行った。COVID19により看護師の基礎教育は不十分のまま、臨床での経験を積んでいる看護師が多く、周術期の看護師の実践能力を評価する尺度を開発し、看護師の能力に応じて、必要な教育ができるシステムを構築していく必要があると考えた。 現在は、研究者の所属施設での研究倫理審査を申請しており、今後、ラオスでの研究倫理審査を経て、2024年7月頃に調査を開始する予定にしている。 ラオス側の受け入れは良好である。2023年12月に訪問した際は、病院の移転途中で2024年2月頃に看護部も病棟がある建物に移動する予定で管理がしやすくなるということであった。新病院ができたことで、周術期の患者の管理における衛生管理がしやすくなった。回診車を準備し、手術創の管理について学習会を開催した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
COVID19により渡航ができなかったことと、調査施設が新病院への移転途中であり、調査や学習会を開催する機会を持つことが難しかった。
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今後の研究の推進方策 |
看護師の実践能力の尺度開発に向けた基礎的研究の研究倫理審査を申請し、研究の実施が出来る準備を行っている。2024年7月の調査を目標に準備を進めている。調査後は、結果を踏まえ、看護師への学習会を開催する予定である。
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