研究課題/領域番号 |
20K19231
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 京都橘大学 |
研究代表者 |
宮崎 純弥 京都橘大学, 健康科学部, 教授 (90336454)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 地域在住健康高齢者 / 複合的トレーニング / セルフトレーニング / エロンゲーショントレーニング / 健康高齢者 / 健康維持 / 複合的運動 / 健康増進 |
研究開始時の研究の概要 |
高齢者を対象とした介護予防プログラムが実施されているにも関わらず、要介護認定率は過去15年連続で増加している。これまでの介護予防を目的とした運動プログラムは、継続性の低下を生じさせていると考え、我々は簡単な複合的運動トレーニングを虚弱高齢者に対して実施し、運動機能に明らかな改善が認められた。そこで本研究では、地域在住健康高齢者を対象として、健康高齢者が要介護状態にならないようにするために必要な1:継続可能な複合的運動プログラムの開発2:開発したプログラムの効果検証3:プログラムの長期効果と継続性の検討を行うこととした。
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研究成果の概要 |
本研究は、健康高齢者に対する複合的トレーニングの効果について検討した。対象者は32名の地域在住健康高齢者であった。対象者には、複合的トレーニング(エロンゲーションバンドを使用したトレーニング)を、週2回20分間のトレーニングを2カ月間行った。この間はインストラクターの指導は初回のみとし、その他は各地域での参加者同士の指導とした。結果は、身体機能が改善を認めた。特に股関節伸展可動域が有意に改善し、また2Step testとTUGも有意に改善した。また、脊柱の彎曲角が改善され、姿勢矯正に効果が認められた。複合的トレーニングは地域在住健康高齢者の身体機能改善に有効と考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は地域在住健康高齢者を対象とした地域での自助・共助・公助を主体とした複合的トレーニングを実施することで、健康高齢者の身体機能維持が可能かを検討した。地域のコミュニテーを利用して参加者がお互いにお声を掛け合い運動することで、運動の持続性を維持しながら身体機能の改善が可能と考えた。結果、身体機能は改善した。これは自助・共助を生かすことで十分に身体機能を維持が可能と考えられた。専門家が毎回直接運動指導しなくても十分に身体機能が改善可能とすることは意義深い。
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