研究課題/領域番号 |
20K19234
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 日本保健医療大学 (2022) 平成医療短期大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
小林 美奈子 日本保健医療大学, 保健医療学部看護学科, 教授 (40312855)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 看取り / ボランティア育成 / 在宅ホスピス / 地域づくり / 地域包括ケアシステム / 在宅ホスピスボランティア / 看取り士 / 死生観 / 地域密着型サービス / 在宅看取り / スピリチュアリティ / ACP / 在宅ケア / ボランティア / ソーシャルキャピタル / 住民参加 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、行政の医療福祉職と協働できる住民参画によるボランティアィア育成プログラムを開発する。そしてボランティア参加者の活動実践を通して、以下のことを明らかにする。①研究参加者自身の健康増進、QOL、死生観とスピリチュアルな価値観の醸成、②地域ケアシステムへの波及効果として、在宅看取りの意識変化・理解度等、ACPの在り方、ソーシャル・キャピタルに与えた影響を実施群、対照群に参加者を設定しプログラム実施前と終了の3か月後、6か月後に質問紙調査と行政職員やボランティア関係者へ聞き取り調査から明らかにする。
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研究成果の概要 |
在宅の看取りのボランティアが地域づくりや地域ケアシステムへの波及効果を検討する目的として、文献調査と視察から検討した。地域へ広がり看取りの文化に影響しているボランティア組織の特徴として、民間の医療機関と連携し地域ケア会議に参加し地域ケアシステムと協働で地域づくりをする。行政・自治体がボランティア育成を支援し地域医療施設と在宅ケア専門職と連携し、看取りまで一貫して実施していた。課題としてボランティアコーディネータの不足、リーダの退任、ガンサバイザーのボランティアメンバーの病気進行、会員の高齢化等が活動の制限・縮小・閉鎖となっていた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新型コロナウイルス感染拡大により、看取りのボランティア育成や組織活動が停止され、介入研究が難しくなった。しかし、一部のボランティア組織は再開されており、その中から看取りボランティアの導入のきっかけや、地域のケアシステムに影響を与えるボランティア育成組織の特徴および組織が継続する上でのコロナ渦に関わらず根本的な地域の課題について本研究の成果から見えてきた。
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