研究課題/領域番号 |
20K19249
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
岡野 明美 大阪府立大学, 看護学研究科, 准教授 (20718118)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | コーディネーション / 地域包括支援センター / 認知症高齢者 / 尺度 / 影響要因 / 教育プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
認知症高齢者の生活支援に向けたコーディネーションの教育プログラムを考案する仮説検証研究である。全国の地域包括職員に郵送法による無記名自記式質問紙調査を行う。調査内容は①個人属性、コーディネーション状態(保健師以外の専門職には尺度の汎用性を確認する)、コーディネーションに影響を与える要因である。分析方法は共分散構造分析により、コーディネーションの影響要因を明らかにする。教育プログラムの考案は、仮設検証によって明らかになった結果に基づいて、3職種の相違や各職種の特徴など地域包括の認知症高齢者の早期支援体制の構築に関する教育プログラムの構成や運用方法、配慮すべき内容等を検討する。
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研究成果の概要 |
認知症高齢者に対する地域包括支援センターのコーディネーションの影響要因をすることを目的とした.全国の地域包括支援センターで認知症高齢者の相談業務に携わる職員1796名に無記名自記式質問紙調査を発送し,349名を分析対象とした(有効回収率19.2 %).調査内容はコーディネーション尺度項目,地域活動項目等であった.コーディネーションとの関連変数は,経験年数,地区の地域ケア会議,地区診断であった.職種間では社会福祉士と看護師及び主任CMに有意差が認められ,職種の専門性を活かしたチームアプローチが求められ,チームアプローチ形成に課題が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域包括支援センター職員が活用できる認知症高齢者のコーディネーション尺度の適切性が確認できた。そして認知症高齢者のコーディネーションの現状と影響を与える因子が明らかになった。これによって、認知症高齢者のコーディネーションの構造モデルの検証に研究を発展させることにつながった。
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