研究課題/領域番号 |
20K19278
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分58080:高齢者看護学および地域看護学関連
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
遠田 大輔 富山県立大学, 看護学部, 講師 (40846135)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 認知症 / 家族 / 災害 / 備え / 要因 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、地域で暮らす認知症者と家族の災害への備えの実態と阻害・促進要因を明らかにし、備え強化に向けた支援策を考案することである。 まず、認知症者の介護者にインタビューを行い、実際に行っている災害への備えと、備えの阻害・促進要因の構造を質的に明らかにする。 次に、全国の認知症者の介護者を対象に質問紙調査を実施し、行っている災害への備えと、備えの阻害・促進要因について、地域ごとの特徴や、重症度や介護状況による違いを明らかにする。 さらに、調査結果をもとに研究者と在宅医療福祉職による検討会を行い、認知症者と家族が必要な備えを構築するために在宅医療福祉職が行う支援策を考案する。
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研究実績の概要 |
本研究では、在宅認知症者と家族の災害に対する備えの実態と阻害・促進要因を明らかにし、備え強化に向けた支援策を考案する。認知症者は災害時に避難を拒んだり、避難所生活によるストレスや治療中断により、病状悪化や生命の危機に陥る。さらに介護する家族の心身への負担も深刻で、被災時の避難所では介護による疲弊や介護放棄などの発生が報告されており、認知症者と介護者双方への支援を考慮した災害への備えが重要である。 令和4年度は、認知症者と家族の災害への備えと、備えの阻害・促進要因を明らかにするため、医療機関に外来通院している在宅認知症者の主介護者を対象に、災害時のために実際に行っている備え、備えた経緯と受けた支援、備えを阻むものなどについてインタビューを行った。令和3年度に新型コロナウイルス感染拡大で研究参加者の確保が難しかったため追加で対象者を増やし調査した。改めてデータ分析を行っている。これまでのところ備えの阻害要因として【災害は起こらないと思っている】【誰かが助けてくれる】【経済的に余裕がない】【介護や普段の生活で忙しい】など、促進要因としては、【身近な人のサポート】【もともとの生活で必要な物が備えに使える】【テレビや新聞等の情報】などが抽出されている。 さらに、家族介護者への質問紙調査に向けて、災害医療や認知症看護の有識者からの助言や質的研究の結果をもとに調査票を作成中である。次年度調査を実施予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
インタビューによるデータ収集を終えた。新型コロナウイルス感染症の影響により、参加者の確保に時間がかかった。
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今後の研究の推進方策 |
質的データの分析を早急に進め、結果をもとに調査票の修正を行う。認知症者の家族への質問紙調査を実施予定。
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