研究課題/領域番号 |
20K19361
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
松田 文浩 藤田医科大学, 保健学研究科, 講師 (30646998)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 脳卒中 / 片麻痺 / 歩行 / 定量的 / 評価 / 三次元動作分析 / 介入 / プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
脳卒中片麻痺者における歩行障害はリハビリテーション医療における重要な課題であるが,計測技術の進歩により,患者の歩行に関しては正確な評価が可能となりつつある.本研究では,これまでに開発した立位課題による客観的評価法を用い,独力での歩行が困難な者を対象として歩行阻害因子の自動判別と歩行獲得に向けた介入方法の提案を行うプログラムを開発する.このプログラムを確立できれば,臨床経験の浅い者でも評価結果を理解し適切な介入方法を選択することが可能となり,結果的に歩行獲得に向けた介入が効率化すると考えられる.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,脳卒中片麻痺患者が歩行時に求められる基本的な機能を定量的に評価する方法をもとに,歩行を阻害している要因の自動判別と歩行獲得に向けた介入を支援するプログラムを作成することであった.下肢装具や手すりの影響,歩行可否の境界,分析結果の効果的な表示方法,等の検討した結果、足の挙上,体重支持,重心移動といった機能を歩行困難な時期から評価し,歩行を阻害している問題点を客観的指標から判断することが可能となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,脳卒中片麻痺者の歩行獲得前後の麻痺側下肢機能を定量的に評価した.歩行分析を実施することができない歩行獲得前の患者の足挙上機能,体重支持機能を評価し,歩行可否の境界を客観的データに基づいて検討できたことは学術的意義を有する.また,専門的な知識や経験を必要とする分析結果の解釈や介入方法の選択を支援するため,装具や手すりの影響を検討するとともに分析結果の表示方法を考案した.分析結果を見るだけで不足している機能を把握できるため,効率的な治療介入を間接的に支援することができ,社会的意義は大きい.
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