研究課題/領域番号 |
20K19439
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
立松 典篤 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 助教 (60796770)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | skeletal muscle mass / physical activity / elderly cancer patient / exercise / prehabilitation / rehabilitation / esophageal cancer / elderly |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、根治的食道切除術を予定している高齢食道癌患者を対象とし、術前の化学療法中に筋肉量や体力を低下させないことを目的とした新しいリハビリテーションプログラムを開発することを目的とする。がん治療中の筋肉量や体力を維持することは高齢食道癌患者の自立を維持し、治療に関連した合併症の発生予防および早期退院につなげることが可能となる。これらは、急速に高齢化が進む我が国の国民福祉への重要な貢献になると共に、がん医療費の高騰に歯止めをかける1つの手段となることが期待される。
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研究実績の概要 |
本研究課題は、外科手術を予定している高齢消化器癌患者の術前の骨格筋量および身体機能の維持・改善を目的とした新しいリハビリテーションプログラムを開発することを目指しており、令和3年度より対象を大腸癌や胃癌患者に拡大して、プログラム開発に必要な基礎的データを収集し、解析していた。令和4年度は引き続き、基礎的データの解析を進めつつ、実際のプログラム開発に向けたfeasibility研究の実施に向けた準備を開始した。 基礎的データの解析に関しては、令和4年度は術前の身体活動に着目して解析を進め、術前の低身体活動は術後せん妄の発症や術後の身体機能の回復遅延の予測因子となりうることを明らかにした。これらの知見は新しいリハビリテーションプログラムを開発する上で重要な情報であり、術前の骨格筋量や身体機能を維持・向上させるだけでなく、それらが実際の日常生活における身体活動の維持・向上につながる必要があることを示唆している。 以上のことを踏まえて、令和5年度は実際に開発したプログラムの実施可能性を検証するための小規模なfeasiblitiy研究を行う予定をしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
初年度に申請者の所属先が変更になったこと、COVID-19の影響などにより、当初計画していた研究実施内容の見直しが必要となったことにより、全体のスケジュールが遅延している。
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今後の研究の推進方策 |
対象を大腸癌や胃癌への拡大したことにより、基礎的データの収集および解析が当初の計画に近い形で行えている。ただし、全体のスケジュールとしては当初予定していた計画からは大幅に遅れているため、1年間の補助事業期間延長申請を行った。この1年はこれまでで得られた成果を少しでも多く論文化することと、開発しているプログラムのfeasibility研究を行うための準備をできる限り前に進める予定である。
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