研究課題/領域番号 |
20K19463
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59010:リハビリテーション科学関連
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研究機関 | 新潟医療福祉大学 |
研究代表者 |
高林 知也 新潟医療福祉大学, リハビリテーション学部, 講師 (00780339)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 扁平足 / ランニング / 足部内の動き / 足部内のモーメント / Rigid / Flexible / 関節モーメント |
研究開始時の研究の概要 |
扁平足はランニング障害を発生しやすいが,扁平足に起因する足部ランニング障害の発生機序は不明である.近年では扁平足はrigidとflexibleな扁平足に分類できることが報告されており,足部機能が異なることがわかっている.そこで,扁平足を上記の2つにサブタイプ分類し,扁平足に起因するランニング障害の発生機序を解明する.最終的に,扁平足に対する治療法への応用や扁平足のタイプに応じた効果的な運動療法の開発を目指す.
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研究成果の概要 |
本研究の目的は「RigidとFlexibleな扁平足における足部内の動きと力学的負荷の解明」である.扁平足をタイプに分ける前に,正常足と扁平足でランニング中の足部内の動きに違いがあるかを検証し,扁平足は正常足と比較して足部内の動きが過剰になっていることを明らかにした.次に,正常足者で足部内モーメントの妥当性について確認した.現在,我々が作成した扁平足をRigidとFlexibleに分類する基準値を用いて,扁平足のタイプでランニング中の足部内の動きと力学的負荷を解析している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ランニング障害の危険因子の一つに扁平足があるが,なぜ扁平足にランニング障害が起因するかは未だ不明であった.扁平足はランニング中に足部内の動きが過剰になっていたという本研究の結果は,扁平足者がランニング障害を発症しやすい一因を説明できる可能性が高い.また,現在扁平足をタイプに分けて力学的負荷の観点から障害発生機序を探っているため,扁平足に起因するランニング障害の発生機序の理由に迫ることができ,社会的に意義は高いと考えられる.
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