研究課題/領域番号 |
20K19500
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 弘前大学 (2023) 大阪公立大学 (2022) 神戸医療福祉大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
橋本 泰裕 弘前大学, 医学研究科, 特任助教 (00779259)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 野球 / 試合の流れ / MLB / ビッグデータ / 流れ / ボール・ストライクカウント / 環境 / 動作 / オープンデータ / 試合 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、試合中の選手のパフォーマンスが試合状況(ボールカウント、得点差)に影響を与え、試合状況が選手の次のパフォーマンスに影響を与えるというパフォーマンス-環境相互流れモデルを基に介入実験を行う。第一実験として、投手が10人の打者と連続するという試合に近い形での実戦投球を行い、この際の投球動作データ、及び生体データを取得し、解析を行う。そして、第一実験で得られたデータを基に、第二実験では投手に対し介入実験を行う。介入は投球前に特定のボールカウント(0ボール1ストライク)に意識を向ける心理的介入と、投球動作に対し直接的な助言を行う動作介入を行う。
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研究成果の概要 |
本研究はパフォーマンス-環境相互流れモデルを基に介入実験を行うために、1つのモデルの前提となるビッグデータを用いた研究、2つのモデルから派生した研究、本実験を行った。この結果、前提となるパフォーマンス-環境相互流れモデルの論文化に成功し、他の研究も含め大幅な進捗を行うことが出来た。一方、介入には一定の効果がみられたが、モデルを提起する際に使用したデータがビッグデータであることもあり、想定していた仮説を全て立証することは出来なかった。ビッグデータと介入を行うための実験データ、本課題では対極的な研究手法を用いた現象の解明を試みたが、結果としては一貫した傾向を示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、介入の前提となるパフォーマンス-環境相互流れモデルの提案を行いためのビッグデータを用いた研究の論文化に成功し、このモデルと公のものとすることが出来た。また、介入実験を行い、セルフトークが投手の投球パフォーマンス(球速)を変化させることが可能であることをデータとして示すことが出来た。この結果によって、スポーツの試合中という様々な介入が難しい状況において、セルフトークを用いることで、自らパフォーマンスを変化させることが出来る可能性を示すことが出来た。また、トレーニング方法の手段としてもデータとして心理的介入の効果を示すことが出来た。
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