研究課題/領域番号 |
20K19544
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59020:スポーツ科学関連
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
鈴木 秀知 桜美林大学, 健康福祉学群, 准教授 (90511428)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 前十字靭帯 / 股関節周囲筋 / 傷害予防 / ジャンプ能力 / 着地能力 / 着地動作 / 股関節筋力 / 競技パフォーマンス / 股関節周囲筋筋力 / 身体機能評価 / 予防プログラム |
研究開始時の研究の概要 |
スポーツ選手に大きな負担を与える非接触型前十字靭帯(以下、ACL)損傷発生率は過去15年間減少しておらす、効果的なACL損傷予防プログラムの確立が望まれている。現在普及しているACL損傷予防プログラムの問題点は、個々の身体機能を評価せず、同一チーム内の対象者全員が、同じACL損傷予防プログラムを行っている点である。よって本研究では、個人の身体機能評価を基準とした、個別のACL損傷予防プログラムの効果を検討することを目的とする。
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研究成果の概要 |
膝前十字靭帯(ACL)損傷は、重篤なスポーツ外傷の一つであることから、効果的なACL損傷予防方法の確立が早急に求められている。ACL損傷リスクは内的外的因子を含め多岐にわたり、それらの問題点を改善することが重要である 。本研究の目的は、競技スポーツ選手の身体機能不全の特徴を明らかにすることと、ACL損傷予防トレーニングの効果を検証することを目的とした。 本件の結果から、競技スポーツ選手は、個人によって異なるACL損傷リスクを抱えている可能性があることが示唆された。また、ACL損傷予防トレーニングは、競技スポーツ選手の着地能力、股関節周囲筋筋力、そしてジャンプ能力が改善される可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本件の結果から、競技スポーツ選手は、個人によって異なるACL損傷リスクを抱えている可能性があることが示唆された。特に、ACL損傷の危険因子と考えられている、股関節周囲筋筋力の虚弱と不適切な着地動作の両方のACL損傷リスクを抱えている選手が多数いることが本研究から示唆された。また、ACL損傷予防トレーニングは、着地能力の改善、股関節周囲筋筋力の向上、そしてジャンプ能力が改善される可能性が示唆されたことから、その実施は、競技スポーツ選手にとって有益である可能性が示唆された。
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