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カヌーパドリングを上達させる関節運動の解明:機械学習を用いた指導システムへの展開

研究課題

研究課題/領域番号 20K19573
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59020:スポーツ科学関連
研究機関北海道科学大学

研究代表者

野村 知広  北海道科学大学, 保健医療学部, 准教授 (90593492)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
キーワードカヤック / パドリング / カヌー / 教示システム / 3次元動作解析 / フォーム解析 / 水上スポーツ / スポーツバイオメカニクス / 機械学習
研究開始時の研究の概要

本研究の目的は,熟練者のパドリング動作を体幹と上肢の総合的な関節運動によって成されるものと捉え,その関節運動を計測・解析し,機械学習を利用したカヤック指導用システムの開発まで展開することである.
本研究では,パドリング動作を複数の重要局面に分割し,各局面における関節運動パターンを明らかにする.これにより,熟練者の動きを局面にわけて理解・説明することが出来,明確な根拠に基づいた指導が可能となる.

研究成果の概要

元カヌースプリント・カヤック日本代表選手のパドリング動作を3次元動作解析装置で計測,解析した.その結果から,パフォーマンスに大きな影響を及ぼすと考えられる新たな局面及び指標を定義した.その確認のため,カヤック経験者5名のデータを計測・解析した結果,競技タイムと定義した指標の間には強い相関があることが分かった.
この指標を用いた,パドリング動作教示システムを開発した.カヌーオーシャンレーシング選手一名に対して,3日間システムを使用して練習してもらった結果,7㎞のタイムが25分縮むという大変良好な結果を得ることができた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

カヤックのパフォーマンス評価について,いくつか指標が作られているが,実際の競技タイムと適合しない場合が多々存在する.本研究では,パドリング動作に着目して,新たな評価指標を提案し,その有用性を確認した.また,この指標を組み込んだ教示システムを開発し,短期間で競技タイムを大きく縮めることに成功した.今後は,この指標及びシステムを併用して練習していくことで,課題の可視化によるモチベーション向上や,効率的なパフォーマンスの向上に役立つものと考えられる.

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] The Relationship between Increasing Middle RangeLength and Kayak Performance2022

    • 著者名/発表者名
      Nomura Tomohiro、Tsuruga Takeshi
    • 雑誌名

      International Journal of New Technology and Research

      巻: 8 号: 2 ページ: 38-40

    • DOI

      10.31871/ijntr.8.2.8

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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