研究課題/領域番号 |
20K19600
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
栫 ちか子 鹿屋体育大学, スポーツ人文・応用社会科学系, 准教授 (70557082)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ダンス / 発達段階 / 体系化 / 知識 / 技能 / 評価観点 / 授業 / 授業モデル / 学校体育 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,保健体育科における体育分野の「ダンス系」領域について,学習指導要領の「技能」に対応した「知識」を発達段階別に明らかにし,「技能」と関連させた「知識」を活用した学年別の授業実践モデルまでを構築する.さらに,開発した授業実践モデルの学校現場での効果検証を通して,授業実践モデルの有用性を明らかにする.本研究を実施することにより,学校体育現場での系統性をもったダンス指導の確立に貢献することが期待できる.
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研究成果の概要 |
本研究は,「ダンス系」領域の「技能」に対応した「知識」を明確化し,「技能」と関連させた「知識」を活用した発達段階別の授業実践モデルを構築することを目的とした. まず,学習指導要領の「技能」に対応させた発達段階を踏まえた「技能評価観点構造図」を完成させた.次に,作成した発達段階別の「技能評価観点構造図」をもとに,学年別に「知識」と「技能」を関連させた授業方法や教材等を検討し,単元計画・指導案を作成した.その後,作成した単元計画・指導案をもとにした授業モデルに沿って各校種で授業実践を行った.その結果,各校種における「知識」を活用したダンスの授業モデルの有用性を確認することができた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において,発達段階を考慮したダンスの「技能」に対応した「知識」を体系化することができた.このことにより,教師がそれぞれの校種・学年でダンス授業を行う際の指導すべき「技能」に対応した「知識」が明確となり,評価に関しても学習者に習得が期待される「知識」が明示されることにより,評価規準が明確になり,学習成果の保障に繋がる.さらに課題解決を想起させる問いの深化が生まれ,授業を構成する上でも大きな一助となる.また,「技能」と関連させた「知識」を活用した授業方法のモデルを示すことで,たとえダンスを専門としない体育教師でも,授業の質を落とすことなく授業に取り組むことができるようになると考えられた.
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