研究課題/領域番号 |
20K19609
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 日本体育大学 (2021-2023) 公益財団法人明治安田厚生事業団体力医学研究所 (2020) |
研究代表者 |
城所 哲宏 日本体育大学, 体育学部, 准教授 (30806641)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 子ども / 身体活動 / 座位活動 / 立位 / アクティブブレイク / 立ち机 / 座位時間 / アクチグラフ / 学習効率 / アクティブラーニング / スタンディングデスク / コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、小学生におけるスタンディングデスクの導入がコミュニケーション指標に及ぼす影響について明らかにすることを目的とする。本研究課題は2つの研究プロジェクトで構成されており、研究課題1では「立位の効果を検証する実験研究」、研究課題2では「スタンディングデスクを導入する学校介入研究」を実施する予定である。一連の研究を通し、「児童のコミュニケーションを促進する学級環境づくり」に資するエビデンス構築を目指したい。
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研究成果の概要 |
本研究は、小学生におけるスタンディングデスクの導入が学習効率に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。地域在住の児童を対象に、座位姿勢と立位姿勢で記憶課題に取り組ませ、比較した。その結果、学習中に軽い運動(アクティブブレイク)を加えることで、座位時間を減少させ、疲労感を軽減できる可能性が示された。本研究は、スタンディングデスクとアクティブブレイクの導入が学習環境の改善に寄与する可能性を示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
長時間の座位行動は子どもの心身に悪影響を及ぼすと多くの研究で報告されているが、学校では「座って授業を受ける」ことが一般的である。本研究は、この座りすぎの学習環境を改善するため、小学生において、学習中に立ち上がることが学習効率に及ぼす影響を検討した。結果、スタンディングデスクを用い、学習中に身体活動を取り入れることで、学習効率を損なわず疲労感を軽減できる可能性が示された。今後の教育環境の改善に重要な科学的根拠となることが期待される。
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