研究課題/領域番号 |
20K19617
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
瀧 千波 摂南大学, スポーツ振興センター, 助教 (40844311)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | フラクタル / 自律神経活動 / H反射 / 呼吸 / 確率共振 / 電気刺激 / ノイズ / 最大随意収縮 / H波 / 筋出力 / ゆらぎ / DMCA / 個人内変動 / 自律神経 |
研究開始時の研究の概要 |
ヒトは繰り返しの同一動作を求められることが日常生活やスポーツの場面で存在する。しかし、ヒトは機械とは異なり、同一動作を繰り返し行おうとしても、実際の動作には意図しない変動が生じる。この動作の変動はパフォーマンスに重要な影響を与えるが、動作の変動が発生する生理学的なメカニズムは明らかにされていない。そこでこのメカニズムを明らかにするために、本研究では自律神経活動のゆらぎに焦点を当て、動作の変動との関係性について検討する。その後、明らかにされたメカニズムを基に抑制方法を提案する。
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研究成果の概要 |
本研究では、個人内で繰り返し動作時に発生する試行間変動と自律神経活動の関係性を明らかにするため、安静時における自律神経活動と体性運動神経の関係性について検討を行った後、繰り返しの最大随意収縮時における自律神経活動の変化について調べ、抑制方法の検討と抑制装置の開発を行った。健常若年者を対象とした測定の結果、試行間誤差には自律神経活動の変動が影響していることが示唆され、抑制装置や呼吸制御によって試行間誤差が抑制できることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個人内で繰り返し動作時に発生する試行間変動は現在まで着目されておらず、生理学的に不明な点が存在する。本研究では、自律神経活動のゆらぎに着目し、試行間変動には生理学的要因として自律神経活動が影響していること、加えて安静時の自律神経活動と脊髄α運動ニューロン活動に関係があることを示唆し、変動の抑制装置を開発した。本研究の成果はスポーツのみならず、医療分野やリハビリテーションなど多分野への応用につながる。
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