研究課題/領域番号 |
20K19626
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59030:体育および身体教育学関連
|
研究機関 | 沖縄国際大学 |
研究代表者 |
島袋 桂 沖縄国際大学, 産業情報学部, 講師 (90827122)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 保育環境 / 身体活動 / 座位行動 / ポリシー |
研究開始時の研究の概要 |
幼児の活動性を高めるうえで、多くの幼児が通っている保育施設の環境は重要な要因となるものの、物理的要因と心理社会的要因(保育者の行動、ポリシーなど)が幼児の身体活動・座位行動にどのように影響しているかについては不明な部分がある。特に、園の方針は保育環境と関連することが予測されるものの、未だ不明な点も多く、さらに日本において保育環境を評価するための尺度も未開発である。 本研究では、身体活動と座位行動に関する保育環境評価表を開発し、評価票を用いて園の方針の違いが幼児の身体活動・座位行動とどのように関連するかを明らかにする。 本研究によって、心身の発達を促進するための保育環境の改善に貢献できる。
|
研究実績の概要 |
幼児期の身体活動や健康状態は、成人期以降にも影響することが示唆されており、幼児期の環境は生涯を通しての健康を実現する上で重要な役割を果たす。社会経済的な格差が広がっているため、家庭での取り組みに任せるだけでは、健康格差が広がることが危惧される。よって、幼児の身体活動を高め健康を促進させる うえで、多くの幼児が通っている保育施設の環境は注目に値する。 園庭の広さや遊具など物理的要因と身体活動についてはある程度の知見が集積されているものの、心理社会的要因(保育者の行動、ポリシーなど)が幼児の活動にどのように影響しているかについては不明な部分がある。特に、園の方針や保育者の行動や 態度は保育環境と関連することが予測されるものの、いまだに不明な点も多く、さらに日本において保育環境を評価するための尺度を用いた研究も限られている。 よって、本研究では、国内外の研究を参考しながら身体活動と座位行動に関する保育環境評価表を開発し、評価票を用いて園の方針の違いが幼児の身体活動・座位行動とどのように関連するかを明らかにする。開発した尺度を用いて、沖縄県の保育施設の身体活動・座位行動にかかる環境評価を行い、その後加速度計を用いて実測する。幼児の身体活動と座位行動に対して、保育施設環境の違いやそれぞれぞれの要因の影響について探っていく。 2023年度は、他の業務との兼ね合いがうまくいかず十分に研究を進めることができなかった。今季は調査の準備は済みなため、早期に調査を開始し研究を進める。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
前年度は、他の研究と業務との兼ね合いや、対象者とのタイミングが合わなかったこともあり調査を十分に進めることができなかった。保育施設とは、継続してコミュニケーションはとっており、調査の準備もできているため早い時期に開始していきたい。
|
今後の研究の推進方策 |
保育施設と調整を行い、早急に調査スケジュールの調整を行う。夏に質問紙調査を行い、秋頃に加速度計を用いた身体活動の計測を行うことを予定しいてる。
|