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障害者スポーツを取り入れた体育授業のモデル構築および教育効果の検証

研究課題

研究課題/領域番号 20K19627
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59030:体育および身体教育学関連
研究機関京都先端科学大学 (2023)
鹿児島国際大学 (2022)
米子工業高等専門学校 (2020-2021)

研究代表者

濱中 良  京都先端科学大学, 健康医療学部, 講師 (70846550)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワードアダプテッド・スポーツ / 障害者スポーツ / 教養 / リベラルアーツ / 体育 / 身体知 / パラスポーツ / 障害 / インクルーシブ / 障害理解 / パラリンピック / 体育授業 / 高専 / ゴールボール / アダプテッドスポーツ / 運動学 / 共生 / PDCA
研究開始時の研究の概要

共生社会を目指したインクルーシブ教育の一つとして,一般の体育授業における障害者スポーツが注目されつつある。しかし,現在,体育授業で障害者スポーツを実践する際に参考となる授業モデル(指導要領や単元構造図等)は示されていない.また,これまで障害者スポーツを体育授業で実施する意義やその教育効果について,あまり検証がされていない.
本研究は,高校生年代(16~18歳)を対象とした「障害者スポーツ」を取り入れた体育授業の授業モデル(90分5コマの単元構造図)を構築し,その教育効果について検証を行う.
【1】身体機能の制限による身体感性の変化
【2】学級集団意識の変化
【3】身体活動量の変化

研究成果の概要

本研究では,アダプテッド・スポーツ(障害者スポーツも含む)の体験プログラムを実践的に研究することで,体験プログラムの効果や妥当性について検討した.なお,当該プログラムで期待される体験効果として,以下の3つを示した.①アダプテッド・スポーツの理解②新たな身体知への気づき③スポーツ場面における障害観の変化
その結果を踏まえて最終的に,①アダプテッド・スポーツの理解をねらいとしたボッチャ体験90分1回,②新たな身体知への気づきをねらいとしたゴールボール90分3回の体験プログラム,および③スポーツ場面における障害観の変化を狙いとした講義90分1回のプログラムを提案することができた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、体育授業等でアダプテッド・スポーツ(障害者スポーツも含む)の体験する意義や教育効果について示すことができた.また、本研究の成果として提案した90分5回のプログラムは、①アダプテッド・スポーツの理解②新たな身体知への気づき③スポーツ場面における障害観の変化の効果に期待ができる.
これまで現場ではアダプテッド・スポーツは手探りで実践されており、中には安易な障害体験に留まり、望ましくない障害観の形成に繋がることも危惧されていた.本研究では、視覚を制限するスポーツに関しては複数回の実践が必要となること等の留意事項もを示すことができた.本研究は今後の共生社会実現に寄与できる研究といえるだろう.

報告書

(5件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (10件)

すべて 2023 2022 2020

すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 7件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (3件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] ゴールボールを取り入れた体育授業の検討(第 2 報) :複数回の授業実践から得られた有効性と課題点2023

    • 著者名/発表者名
      濱中 良 , 宇野 直士 , 柴山 慧 , 飯干 明 , 金高 宏文 , 森 司朗 , 井福 裕俊
    • 雑誌名

      鹿屋体育大学 学術研究紀要

      巻: 61 ページ: 31-61

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ゴールボールを取り入れた体育授業の検討(第3報):新たな身体知への気づき・運動技能感・障害観の変化2023

    • 著者名/発表者名
      濱中 良, 飯干 明, 金高 宏文, 森 司朗, 井福 裕俊
    • 雑誌名

      九州体育・スポーツ学研究

      巻: 38-2 ページ: 21-35

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ボッチャを取り入れた体育授業の身体活動量および運動強度: 18-19歳を対象とした高専4年生の体育授業実践から2023

    • 著者名/発表者名
      濱中 良, 大野 政人
    • 雑誌名

      山陰体育学研究

      巻: 38 ページ: 1-6

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 16-20歳を対象としたアダプテッド・スポーツの経験,興味・関心,知識に関する調査研究2022

    • 著者名/発表者名
      濱中 良 , 宇野 直士
    • 雑誌名

      アダプテッド体育・スポーツ学研究

      巻: 7 号: 1 ページ: 19-26

    • DOI

      10.32190/adsonline.202002

    • NAID

      130008070830

    • ISSN
      2432-8960
    • 年月日
      2022-03-31
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] ボッチャ体験によるアダプテッド・スポーツの意識変化 :高専生を対象とした授業の報告2022

    • 著者名/発表者名
      濱中 良, 宇野 直士, 柴山 慧
    • 雑誌名

      アダプテッド・スポーツ科学

      巻: 20 ページ: 101-107

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 16-20 歳を対象としたアダプテッド・スポーツの経験,興味・関心,知識に関する調査研究2022

    • 著者名/発表者名
      濱中 良, 宇野 直士
    • 雑誌名

      アダプテッド体育・スポーツ学研究

      巻: 7 ページ: 19-26

    • NAID

      130008070830

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 16-20 歳を対象としたアダプテッド・スポーツの経験,興味・関心,知識に関する調査研究2022

    • 著者名/発表者名
      濱中良,宇野直士
    • 雑誌名

      アダプテッド体育・スポーツ学研究

      巻: 7

    • NAID

      130008070830

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 高等専門学校におけるゴールボールを取り入れた体育授業プログラムの検討 :新たな身体知への気づきと障害観の変化2023

    • 著者名/発表者名
      濱中 良, 飯干 明, 金高 宏文, 森 司朗, 井福 裕俊
    • 学会等名
      第73回 日本体育・スポーツ・健康学会 学校保健体育研究部会【課題B】口頭発表
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] ゴールボール初心者のためのスローイング技能の向上を目指す教材の作成2023

    • 著者名/発表者名
      濱中良
    • 学会等名
      第31回 視覚障害リハビリテーション研究発表大会 口頭発表
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
  • [学会発表] Changes in exercise frequency and time during face-to-face lessons, school holidays, and online lessons: Online questionnaire survey for students aged 16-17 years2020

    • 著者名/発表者名
      Ryo Hamanaka, Tadashi Uno, Masaki Minami, Masato Ohno, Fernando Hiroshi Ichiya
    • 学会等名
      2020 by European College of Sport Science
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 国際学会

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2025-01-30  

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