研究課題/領域番号 |
20K19645
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
廣岡 伸隆 埼玉医科大学, 医学部, 教授 (10719743)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 生活習慣 / 生きがい / ヘルスリテラシー / 疾病予防 / 健康寿命延伸 / 健康日本21 / 健康増進 / 健康寿命 / 健康日本21 |
研究開始時の研究の概要 |
我が国喫緊の課題である健康寿命の延伸においては、疾病予防が重要である。生活習慣の改善による疾病予防効果は、広く知られている。近年、ヘルスリテラシーと呼ばれる「健康に関する適切な意志決定力」を向上することで疾病予防が期待されているが、その方法や効果は、未知なことが多い。本研究では、ヘルスリテラシーを向上することで生活習慣向上した疾病予防効果を証明することを目的とし、①疾病予防に繋がるヘルスリテラシー評価法の確立、②ヘルスリテラシー向上による疾病予防や健康寿命延伸との関係性の解明、③ヘルスリテラシーがもたらす疾患危険因子改善や健康状態の差を前向きに調査し、健康な生活を送れる社会作りに貢献する。
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研究成果の概要 |
生活習慣と生きがいや健康増進との関係に関して、ヘルスリテラシーが高い健康関連の有資格者を対象に研究を実施した。研究は、ほぼ計画通りに進み有意義な結果が得られた。コロナ禍を挟んだ研究期間において発表予定学会が中止となり、研究者からのフィードバック等の制限を一部受けた。 結果としては、国の健康日本21の目的に沿った生活習慣の改善や地域社会参加が生きがい醸成と関係があることを示すことができた。研究対象が、高いヘルスリテラシー集団である点も明らかになり、近年注目されているヘルスリテラシーが、この生活習慣改善や地域社会参加を促し、それにより生きがいや人生への高い満足度をもたらす可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果は、国の健康増進施策である健康日本21の理論的な基盤となるエビデンスを提供した。また、2024年から始まる第3次健康日本21の介入において、ヘルスリテラシーを有効活用する意義についても考慮されるべき内容である。広く、健康増進や豊かな人生を送れる社会実装が目的である健康増進施策をエビデンスとして支え、今後の介入試験にも根拠となる研究結果であったと考える。また、将来の健康増進施策の具体的応用のためのヘルスリテラシーに関する介入試験に寄与すると考える。
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