研究課題/領域番号 |
20K19649
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
布施 沙由理 東京医科大学, 医学部, 助教(特任) (30829841)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 褐色脂肪 / 近赤外時間分解分光法 / メタボローム / 腸内細菌叢 / 生活習慣 / 遺伝 |
研究開始時の研究の概要 |
褐色脂肪組織は成人にも存在し、寒冷や食事誘発性熱産生により糖代謝やインスリン感受 性の改善に寄与することが分かってきた。褐色脂肪組織による熱産生機能は様々な代謝過程と密接に関連するが、ヒト褐色脂肪組織活性/量を反映する生体分子(バイオマーカー)の探索はほとんどなされていない。そこで本研究では、1)健常者における褐色脂肪組織関連代謝産物を測定・評価し、代謝経路の特定を目指す。2)褐色脂肪組織の個人差を決定づける遺伝的要因、生活習慣、腸内細菌叢を検証する。3)中年期の健常者や肥満者に栄養介入を行うことで褐色脂肪組織活性/量を変化させ、関連する代謝産物や腸内細菌叢を検証する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、健常成人男女の血液を用いてメタボローム解析を実施することで、褐色脂肪と関連する代謝産物を測定・評価し、代謝経路を特定することである。また、褐色脂肪の個人差を決定づける遺伝的要因、生活習慣、腸内細菌叢も検証する。さらに、中年期の健常者および肥満者に栄養介入を行い褐色脂肪活性/量を変化させ、関連する代謝産物や腸内細菌叢を検証することも目的とした。 研究4年目である令和5(2023)年度の実施計画は、所属機関の倫理審査委員会へ糞便採取に関する研究内容の申請を行い承認後に健常成人男女を対象に研究を実施すること、得られた結果を取りまとめ成果の発表を行うことであった。 令和5(2023)年度の研究成果は、これまでに取得したデータ解析と研究計画に終わり、測定実施まで至らなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
前年度までの遅れとともに、令和5(2023)年度に測定実施に至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
褐色脂肪と褐色脂肪に関連する要因の詳細な検討を実施するために、健常成人男女を対象に被験者募集を行い、測定を実施する。また、これまでに取得したデータ解析を進め、論文投稿を行う。
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