研究課題/領域番号 |
20K19663
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小森田 祐二 九州大学, 医学研究院, 共同研究員 (10816218)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 糖尿病 / コホート / 高齢 / 高齢者 / 2型糖尿病 / 骨折 / ポリファーマシー / 高齢者糖尿病 / 長期予後 / 環境・遺伝要因 / 大規模ゲノムコホート |
研究開始時の研究の概要 |
高齢糖尿病患者の健康寿命、生命予後改善のためには、従来の血管合併症のみではなく、骨折、サルコペニア・フレイル、癌、認知症等の高齢者糖尿病特有の合併症予防も重要であるが、従来の血管合併症抑制を目的とした食事運動療法、薬物療法が、高齢者糖尿病においても有用であるかは不明である。 本研究では、65歳以上の日本人高齢糖尿病患者を対象とした前向きゲノムコホート研究において、食事・運動・薬物療法、体重管理、新規治療薬、糖尿病合併症発症が健康寿命、生活自立度、生命予後に与える10年以上の長期的影響を明らかにする。さらに、上記リスク因子と遺伝子素因との相互作用についても検討する。
|
研究成果の概要 |
本邦において500万人以上と推計される高齢糖尿病患者の健康寿命、生命予後改善のためには、従来の血管合併症のみではなく、骨折、サルコペニア・フレイル、癌、認知症等の高齢者糖尿病特有の合併症予防も重要である。本研究では、日本人高齢糖尿病患者を対象とした前向きコホート研究において、食事・運動・薬物療法、糖尿病合併症が健康寿命、生命予後に与える長期的影響を検討した。 本研究期間では、登録時データ、追跡5年間のデータベースを用いて、高齢者特有の糖尿病合併症である、脆弱性骨折発症のリスク因子、脆弱性骨折が生命予後に与える影響、また食事や嗜好品が生命予後や慢性腎臓病に与える影響について報告した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、高齢糖尿病患者の生命予後に影響する因子として、糖尿病血管合併症以外の併存疾患の重要性が示された。個々の高齢糖尿病患者において、栄養指導を含めた最適な治療モデルを構築することで、健康寿命、生命予後の延伸、さらに医療福祉費の軽減につながると考える。
|