研究課題/領域番号 |
20K19670
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
高谷 里依子 千葉大学, 予防医学センター, 助教 (20772370)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 肥満 / 臍帯血 / マイクロRNA / 小児肥満 / 幼児肥満 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では臍帯血でのマイクロRNA解析を通して、幼児期の肥満リスク因子となる新たなバイオマーカーを同定し、将来のメタボリック症候群発症予防へと展開するための研究基盤を確立することが目的である。 研究項目は①当施設における出生コホート調査における5000組の母児について、児の1.5歳、3歳、5歳のBMIをもとに肥満高リスク群と肥満低リスク群に分類し、それぞれの臍帯血中マイクロRNAの網羅的解析、両群間で存在量に差があるマイクロRNAを選択。②選択したマイクロRNAに関して、肥満のリスクとなりうるか多サンプルで検証。③肥満のリスク因子と同定されたマイクロRNAについて機能解析。 の3項目である。
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研究成果の概要 |
エコチル調査千葉ユニットセンターにて追跡調査をしている児を対象とし、1.5歳、3歳、5歳時のbody mass indexより肥満高リスク児と肥満低リスク児を抽出した。高リスク群、低リスク群各5名について、臍帯血清マイクロRNAの網羅的解析を行ない、存在量に差のあるマイクロRNAを10個選択した。次に、高リスク群、低リスク群各33名について、これらのマイクロRNAを定量し、比較した。肥満高リスク児と肥満低リスク児では、臍帯血における5つのマイクロRNAの発現量に差が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、小児肥満が増加しており、世界的な問題となっている。小児肥満は成人期の肥満、メタボリック症候群の発症に関与しており、小児肥満の予防は重要な課題である。本研究では、臍帯血のマイクロRNA解析を通して、小児肥満のリスク因子となる新たなバイオマーカーを探索した。肥満高リスク児と肥満低リスク児では、5つのマイクロRNAの発現量に差が認められた。これらのマイクロRNAは小児肥満に関連する可能性がある。
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