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成長期における高リン食摂取時のカルシウム摂取量の違いが慢性腎臓病発症に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 20K19714
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分59040:栄養学および健康科学関連
研究機関島根県立大学

研究代表者

多々納 詩織 (福田フクダ)  島根県立大学, 看護栄養学部, 助教 (50825198)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードFGF23 / klotho / 成長期 / リン / カルシウム / ビタミンD
研究開始時の研究の概要

近年の慢性腎臓病患者増加の背景の一つに食事からのリン摂取の増加があるが、成長期におけるリン摂取の増加が、将来の慢性腎臓病発症に及ぼす影響は不明な点が多い。さらに、過剰なリン摂取時のカルシウム摂取量の増加は血中リン濃度を増加させることが報告されているが、詳細なメカニズムは不明である。本研究は、成長期の過剰なリン摂取時のカルシウム摂取量が生体内に及ぼす影響を明らかにし、成長期から将来の慢性腎臓病発症を予防する新しい栄養管理法の確立を目指す。

研究成果の概要

近年、リンの過剰摂取が問題視されている。本研究では、成長期におけるリンの過剰摂取と、リンと密接に関わるカルシウムの摂取バランスが、慢性腎臓病発症に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、動物モデルを用いた検討を行った。その結果、成長期における過剰な食餌性リン摂取時のカルシウム摂取量の増加は、過剰なリン負荷による悪影響を増強させることが示唆され、成長期における適切なリン・カルシウム摂取管理の重要性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

適切なリン摂取は慢性腎臓病の進展予防や治療に重要であるが、リンの過剰摂取が危惧されている。成長期に重要な栄養素であるカルシウムは、リンと密接に関係しており、カルシウム摂取量の増加は血中リン濃度を低下させることが報告される一方、過剰なリン摂取時のカルシウム摂取量の増加は血中リン濃度を増加させることが示唆されており、成長期におけるリン・カルシウム摂取バランスが将来の慢性腎臓病の発症や進展に寄与している可能性がある。本研究で示唆された結果をもとに、成長期における適切なリン・カルシウム摂取管理を進めることで、成長期から将来の慢性腎臓病発症予防をする新しい栄養管理法の確立が期待される。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 妊娠前の高リン食摂取は、仔マウスの食後血中リン濃度上昇を亢進させる2020

    • 著者名/発表者名
      小松原彩乃,岸本麻希,多々納(福田)詩織,林眞由,江原みゆ,大南博和,大西康太,増田真志,奥村仙示,竹谷豊
    • 学会等名
      第74回日本栄養・食糧学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 成長期における過剰な食餌性リン摂取時のカルシウム摂取量の違いがα-klotho発現に及ぼす影響2020

    • 著者名/発表者名
      福田詩織,山本浩範,中橋乙起,増田真志,竹谷豊
    • 学会等名
      第67回日本栄養改善学会学術総会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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