研究課題/領域番号 |
20K19716
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分59040:栄養学および健康科学関連
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研究機関 | 帝京平成大学 (2021-2023) 盛岡大学 (2020) |
研究代表者 |
長谷川 和哉 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 講師 (40781703)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | サルコペニア / 骨格筋委縮 / タンパク質代謝 / 食品由来成分 / ホルモン / 骨格筋 / 肝臓 / 筋委縮 / 食品成分 |
研究開始時の研究の概要 |
サルコペニアは、加齢による骨格筋量や筋力の低下を特徴とする骨格筋委縮症候群である。サルコペニアの罹患は転倒・骨折や寝たきりのリスクを高めるため、健康寿命の延伸や介護予防の観点から極めて重要な疾病である。本研究の目的は、骨格筋細胞および肝細胞を用いたスクリーニング法を組み合わせることで、サルコペニア抑制に有効な食品由来の機能性成分を同定し、その機能を明らかにすることである。
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研究成果の概要 |
サルコペニアは、高齢者における骨格筋量の減少や筋力低下を特徴とする加齢性筋委縮であり、転倒・骨折や寝たきりのリスクを高めるため、健康寿命の延伸や介護予防の観点から重要な疾病である。本研究では、サルコペニア抑制に有効な食品由来の機能性成分を同定し、その機能を明らかにすることを目的とした。本研究により有効性が認められた食品由来成分は、骨格筋細胞の筋特異的ユビキチンリガーゼの発現抑制とAktのリン酸化の亢進作用、あるいは肝臓のIGF-1分泌の亢進により筋委縮抑制に機能していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、我が国のサルコペニアの有病者数は推定370万人に上り、高齢化の進展に伴い有病者が更に急増することが予想される。本研究によってサルコペニアに有効な食品成分を同定することは、我が国の健康寿命延伸への有益な糸口となりうる。高齢者は、複数の慢性疾患を罹患していることや、多数の薬の併用による副作用が問題になっている。本研究によって作用機序の異なる有効成分を複数同定することは、高齢者一人ひとりの体質や症状に適した食事療法や機能性を有する食品を提案するための有益な知見となる。
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