研究課題/領域番号 |
20K19778
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
内林 俊洋 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 助教 (90615353)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | エッジコンピューティング / ポリシー制御 / マイグレーション / コンテナ / 仮想マシン / エッジ / クラウド / IoT |
研究開始時の研究の概要 |
仮想マシンのポリシー制御の知見からコンテナを含むエッジを対象とした配置・移動を制御する機構を提案する.さらに,全国規模の環境を構築し,実環境に近い広範囲な環境で実証実験をすることで,制御機構の有効性の検証と評価を行う.
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研究成果の概要 |
近年,クラウドとエッジを連携させたエッジコンピューティング環境を利用したIoTサービスは一般的となり,5G時代が到来することでさらに多くのセンサやデバイスから多種多様な膨大なデータがエッジを経由してクラウドに蓄積されることが予測される.エッジで稼働する仮想マシンやコンテナにおいて,内包するプライバシーデータ等の秘匿情報の有無に関わらず,地域や国を跨いで容易に他のエッジへ配置・移動が行えることが問題である.そこで,エッジの仮想マシンやコンテナで稼働するアプリケーションが内包する利用許諾条件や組織の規約,国の法規制を,「意識せずに遵守する」ための制御機構の開発を行なった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,エッジコンピューティング環境においてエッジ内のアプリケーションが内包する利用許諾条件や組織の規約,国の法規制を,「意識せずに遵守する」ための制御機構の開発をおこなった.この制御機構を取り入れることで,従来の手順と同様に内包する規約や規制などを意識せずに,制御機構によって規約や規制を遵守することが可能になる.また,エッジコンピューティング環境における仮想マシンやコンテナを対象とした配置・移動のポリシー制御に関する研究は存在せず学術的意義があり,従来の方法を拡張することで制御機構を実現しているため,既存のエッジコンピューティング環境へそのまま適用できるという点で社会的意義があるといえる.
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