研究課題/領域番号 |
20K19783
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
藤橋 卓也 大阪大学, 大学院情報科学研究科, 助教 (10785520)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 多次元映像 / グラフ信号処理 / ニアアナログ変調 / 点群 / ハイブリッド映像伝送 / ニューラルネットワーク / 点群情報 / ハイブリット伝送 / 畳み込みニューラルネットワーク / 無線ネットワーク / 超臨場感システム |
研究開始時の研究の概要 |
申請者がこれまで取り組んできた多次元・無線ストリーミング技術を元にして,不安定なネットワーク性能に起因する無線ビデオストリーミングの低品質化を抑制して安定的な配信を達成する多次元映像の無線ネットワーク伝送技術を開発する.具体的には,1)多次元映像の高効率圧縮技術,2)無線ネットワーク性能の変動に対処した多次元映像伝送技術,3)誤り・損失による品質低下を抑制する多次元映像復元技術を開発する.開発したそれぞれの設計手法は数学解析・シミュレーション・実証実験を通して評価する.
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研究成果の概要 |
本研究では,超臨場感システムの無線化を実現するための喫緊の1課題である多次元映像の無線ネットワーク伝送高品質化を達成するストリーミング技術(映像圧縮技術・伝送技術・復元技術)を設計した.具体的には(1) 多次元映像の高効率圧縮技術,(2)無線ネットワーク性能変動に対処した多次元映像伝送技術,(3) 誤り・損失による品質低下に対処した多次元映像復元技術をそれぞれ開発することで,それぞれのユーザ端末の電波伝搬環境に応じて高品質な多次元映像を提供可能なストリーミング技術の基礎を確立した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義はそれぞれの分野で研究が進められていたグラフ信号処理と無線通信技術とをはじめて統合することでネットワークを通じた3次元情報伝送,すなわち,Holographic-type Communicationの実現に向けた基礎を確立した一方で,その研究課題を明らかにしたことである. 本研究の社会的意義は無線ネットワーク性能に応じて適切な品質の多次元映像を提供するための基礎を確立したことで,場所の制約を受けることがない多次元映像を利活用したXR,VR,ARに挙げられるサービスの発展を促したことである.
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