研究課題/領域番号 |
20K19789
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分60060:情報ネットワーク関連
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研究機関 | 芝浦工業大学 |
研究代表者 |
山崎 託 芝浦工業大学, システム理工学部, 准教授 (40775243)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 無線マルチホップネットワーク / 無線センサネットワーク / アドホックネットワーク / Opportunistic Routing / 非均質性 / 無線アドホックネットワーク / 経路制御 / 非対称リンク / パラメータ制御 / 通信環境 |
研究開始時の研究の概要 |
様々な端末が無線で互いに通信することでネットワークを構築する無線マルチホップネットワークでは,宛先までの中継経路の選択が重要となる.経路選択の手法として,柔軟な中継経路選択を実現できるOpportunistic Routingと呼ばれる手法が提案されており,この手法では端末の移動や通信環境の変化に対応することが可能となっている.しかし,実環境では,端末の性能差や機能差,利用環境や通信環境の差異が様々発生し,それらによる性能劣化への対処が課題となる.本研究では,このような実環境において発生する様々な非均質性に着目し,それらが通信性能に与える影響の解析と,それらを解決するための方式検討を行う.
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研究成果の概要 |
本研究課題では,無線通信機能をもつ端末同士で互いに通信を中継することでネットワークを形成する無線マルチホップネットワークにおいて,柔軟に中継経路を選択することができるOpportunistic Routingを実環境に適用した際に考えられる端末と環境の非均質性の解決に向け検討を行った.本研究の成果として,端末の非均質性に起因して発生する端末の通信性能や計算性能が非均質となる状況を仮定し,それらを解決する手法の提案を行った.また,環境の非均質に起因して発生する端末数や発生する負荷の変動が著しい環境や,利用状況に応じて制御パラメータが異なる環境を仮定して,それらの環境に適応する手法の提案を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題では,端末や環境に依らずに無線マルチホップネットワークを構築できる可能性を示した.無線マルチホップネットワークは,都市環境から農場など多岐に渡る応用が考えられているものの,それらの環境を統一的に扱うことができる方式の提案は不十分であり,実応用の難しさを表している.したがって,本研究課題で得られた成果により,様々な環境で利用が期待されている無線マルチホップネットワークの実応用を加速させるものであり,様々な環境でのデータ収集が容易に可能となることで,多量のデータにより実現されるAI駆動の社会を実現するものである.
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