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5G網におけるリンク顕著性に着目したネットワークスライス共生環境構築手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K19796
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分60060:情報ネットワーク関連
研究機関国立研究開発法人情報通信研究機構

研究代表者

平山 孝弘  国立研究開発法人情報通信研究機構, ネットワーク研究所ネットワーク基盤研究室, 主任研究員 (70745687)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワードネットワーク仮想化技術 / ネットワークスライシング / 複雑系ネットワーク
研究開始時の研究の概要

第5世代移動通信システム(5G)では、超高速通信、超大量端末通信、超高信頼低遅延通信をはじめとする、様々なサービスに特化した無数の仮想ネットワーク(スライス)を同一通信基盤上で運用することになる。しかしながら、複数のスライスをうまく共生させるには、利用状況の変化にあわせて、特定の系内リソースへの競合を避けるためにスライスを再構築(スライスの拡大・縮小、追加・削除)し性能を維持する機能が必要である。
そこで本研究では、一つの基盤上でスライスの拡大・縮小やスライス数の追加・削除が頻繁に起こる環境においても、少ない計算量でリソースを提供するノードを選出し、適切なスライスを設計するための手法を検討する。

研究成果の概要

与えられたネットワークトポロジー上に、複数の仮想ネットワークスライスを効率的に収容するための仮想ネットワーク機能(Virutalized Network Function, VNF)の適切な配置を決定する手法を考案した。本研究では、グラフ内のノードの特徴を示す指標である顕著性に着目し、顕著性が高いノードに優先的にVNFを配置する手法を検討し、複数のネットワークスライスによるリソース競合を考慮した環境下において、既存手法に比べて、リソースの不足によりスライスの規模拡張が棄却される頻度を抑制しノードへの負荷なども抑えられること、スライス拡張時のVNF移行コストを軽減できることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

Beyond 5Gおよび6G通信網では、高速低遅延、超大容量、超大量の端末による通信といった、目的に応じて性能要件が異なる様々なネットワークサービスを同時に収容する必要がある。要件が異なる様々なサービスは、論理的に分割された複数の仮想ネットワークスライス上に構築されると目されているが、本研究手法は、日々変化を続けるネットワーク環境においてスライスの性能を維持し続けるために、短時間で適切なVNFの配置を決定する手法であり、評価の結果、複数のスライスが混在しリソースの取り合いが起こる環境でもスライスの拡張を行える手法であることを示した。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 複数ネットワークスライスの規模拡張を考慮したリンク顕著性に基づくVNF配置決定手法の検討2021

    • 著者名/発表者名
      平山孝弘、地引昌弘、ベド カフレ
    • 学会等名
      電子情報通信学会 情報ネットワーク研究会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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