研究課題/領域番号 |
20K19897
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分61050:知能ロボティクス関連
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研究機関 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 (2022) 慶應義塾大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
木本 充彦 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, インタラクション科学研究所, 研究員 (00866585)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ソーシャルロボティクス / ヒューマンロボットインタラクション / 知能ロボティクス / 情報提供 / 関係性把握 / 移動ロボット |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,ロボットによる情報提供に焦点を当て,要人と付添人といった関わり合う人同士の関係性に起因する優先度に配慮しながら情報提供する対話ロボットシステムの実現を目的とする.具体的には,対話相手となる人々の関係性を把握し,情報提供優先度の高い重要人物とその随伴者への視線や身体向き割合などを調整することで,重要人物への配慮を表出しつつ随伴者への印象低下も招かない,対話参加者の関係性に配慮した情報提供を実現する.
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研究成果の概要 |
対話者間の関係性に配慮しながら情報提供する対話ロボットシステムの実現に向けて,ロボットの行動設計や対話設計に関する研究を進めた.まず,各対話者の情報提供に際した重要度を考慮したロボットの説明位置と移動経路を導出するシステムを構築した.また,重要人物への配慮表出に関わるロボットの対話戦略を複数提案し,体動同期やロボットの台数・役割設計の有効性を評価した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人々へ情報提供するロボットの高度化のため,対話者となる人々の関係性に配慮したロボットの身体振る舞いや発話方法についての研究を進め,成果を得た.この研究の成果は,ロボットが物珍しさの消えた後にも利用されるために不可欠な,ロボットから人への一方向的な情報提供とは異なる社会性を伴う対話としての情報提供についての知見導出に寄与した.
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