研究課題/領域番号 |
20K20012
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分64050:循環型社会システム関連
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
松永 正広 名古屋大学, 未来材料・システム研究所, 助教 (10850125)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 環境発電 / カーボンナノチューブ / 摩擦帯電 / エネルギーハーベスティング |
研究開始時の研究の概要 |
IoT社会の到来に際し、貼付型センサデバイスの実用化に向け柔軟な電源技術の開発が強く望まれている。環境発電の一種である摩擦帯電式発電シートは、貼付型デバイスの電源として有望であるが、デバイス駆動のためには発電能力向上・構造の最適化が不可欠である。本研究では、貼付型センサデバイス実現に向けた柔らかい発電シートの更なる出力改善に取り組む。
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研究成果の概要 |
カーボンナノチューブを用いた透明で柔軟な摩擦帯電型エネルギーハーベスターに関する研究を遂行した。まず必要となる出力特性評価システムを構築した。その後、ウェアラブルデバイスへの応用に向け、デバイスの厚さを維持しつつ水平方向への振動に対し有効なデバイス構造の提案とその出力改善方法について検討し、従来手法より水平方向の振動に対し高出力を得た。また、簡便な間欠動作回路の検討も行い、腕時計の駆動を実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
IoT社会の発展に伴い増加する各種センサ需要に対し、その駆動電源が重要な課題となっている。課題解決の一つとしてエネルギーハーベスティングが期待されている。本研究は、エネルギーハーベスティングの一つである摩擦帯電型の振動発電技術に着目し、その構造や出力改善を目指したものであり、将来的なIoT社会、省エネルギー社会への貢献につながるものである。
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