研究課題/領域番号 |
20K20041
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 琉球大学 (2023) 兵庫県立大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
前田 千春 琉球大学, グローバル教育支援機構, 客員研究員 (40825577)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 森林政策 / 国有林 / トルコ / 森林管理 |
研究開始時の研究の概要 |
森林資源が希少であるトルコでは、全ての森林が1950年に国有化されて以降、国有林の保全と地域住民による利用の両立が課題となってきた。特に、近年では経済成長の停滞や受け入れ難民の増加により、不法占拠村落による国有林への圧力が深刻化している。 本研究では、①国有林管理組織である林業総局、②国有林内の不法占拠村落の住民、③森林学部を設置する大学の教員・研究者という多方面への調査を実施することで、不法占拠村落の形成過程や実態を解明する。また、現行の国有林圧力低減対策の効果を検証し、持続可能な国有林共同管理の可能性について検討する。
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研究実績の概要 |
本研究では、森林資源が希少であるトルコにおいて、①国有林管理組織である林業総局、②国有林内の不法占拠村落の住民、③森林学部を設置する大学の教員・研究者という多方面への調査を実施することで、トルコにおける不法占拠村落の形成過程や実態を解明する。また、現行の国有林圧力低減対策の効果を検証し、持続可能な国有林共同管理の可能性について検討する。 研究開始当初より新型コロナウィルスの影響で現地調査が実施できず、また、調査実施体制の再構築に想定していたよりも時間を要したが、ようやく現地調査を実施して行政関係者や研究者と意見交換を行うことができた。令和5年度はトルコにおける森林・林業行政を所管する政府機関の法律や行政文書を収集し、トルコの森林行政および森林資源管理、不法占拠村落の形成についての情報整理を行った。また、亜寒帯における森林管理システムおよび森林共同管理についての現地調査を行い、持続可能な森林共同管理の在り方についての検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究開始当初より新型コロナウィルスの影響で現地調査が実施できず、調査実施体制の再構築に想定していたよりも時間を要したため、研究に遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
トルコにおける不法占拠村落の形成過程や実態を解明することを目的とした現地調査を実施する。 令和6年度は、OGM(林業総局)アンカラ本部にて森林管理および不法占拠村落についての聞き取り調査を実施する。また、黒海地方および地中海地方のOGM地方局、大学、不法占拠村落での現地調査を予定している。
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