研究課題/領域番号 |
20K20091
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 広島経済大学 |
研究代表者 |
石野 亜耶 広島経済大学, メディアビジネス学部, 准教授 (50639424)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 旅行計画者 / 計画行動 / 訪問国 / 観光スポット / ソーシャルメディア / Twitter |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、ソーシャルメディアを利用して旅行計画者の行動をモデル化することである。具体的には以下の3つの課題に取り組み、統合することで上記の目的を達成する。 【課題1】旅行計画期間と旅行期間を明らかにするために、旅行計画者のツイートに対し、旅行を計画中のツイートと、旅行中のツイートを自動で判定する手法を開発する。 【課題2】具体的な計画行動を明らかにするために、旅行を計画中のツイートから、計画行動を抽出する手法を開発する。 【課題3】大量のツイートに対し、課題1と課題2で開発した手法や、ユーザの属性を推定する手法を適用し、ユーザの属性に応じた旅行計画者の行動をモデル化する。
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研究実績の概要 |
2007年1月に「観光立国推進基本法」が施行され、2008年10月には国土交通省の外局として観光庁が設置されるなど、日本では今、「観光」を21世紀の基幹産業と位置付けた多様な取り組みが、国や地方公共団体、民間で積極的に推進されている。観光支援を効果的に行うためには、旅行中の旅行者の観光行動のモデル化に加えて、旅行前の旅行計画者の行動をモデル化することも重要である。特に、近年増加している個人旅行においては、交通手段や宿泊施設など、様々なサイトを利用して旅行の計画や予約を行うため、旅行者の計画行動を把握することは困難である。そこで、本研究では、Twitterなどのソーシャルメディアに投稿された情報から、テキストマイニングや機械学習技術を用いて、旅行前の計画や旅行中の行動を半自動的に収集・整理し、旅行者がどのように観光地を決定し計画するのか、あるいはどのようなスケジュールで旅行をしているのか等を把握してモデル化することを目的とする。 2022年度は、以下の2つの課題に取り組んだ。 課題1 Twitterから旅行者の計画行動を自動抽出する手法の検討:旅行者の計画行動を抽出するためのアノテーションを実施した 課題2 旅行計画者の旅行の目的の自動抽出:ツイートに記載されている内容から旅行計画者の旅行の目的を自動分類する手法や、誰と、どこで、何をしたいのかを自動抽出する手法を開発した
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
当初はTwitterを主に利用して研究を進めていたが、旅行ブログや画像共有サイトFlickrも利用し研究の幅を広げたため。 旅行者の目的の分類が必要となり追加の研究が必要となったため。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの研究成果を統合し、最終目標である旅行計画者の行動のモデル化に取り組む。
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