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ISPSを用いた精巣内薬剤投与による造精機能障害治療

研究課題

研究課題/領域番号 20K20097
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分80030:ジェンダー関連
研究機関岡山大学

研究代表者

富永 悠介  岡山大学, 大学病院, 医員 (40865169)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード造精機能障害 / 男性不妊
研究開始時の研究の概要

男性不妊の原因の約90%が造精機能障害の原因解明と直接治療の確立を目標とする。課題は精巣における精子形成の分子メカニズムの解明と精子細胞の成熟の誘導である。本研究では、我々が開発したISPS(in situ permeation system)という組織内圧を可及的に一定に保ちつつ、液体を均一に注入できる薬剤浸透システムを用いることで、主にラットの精巣にホルモン製剤、低分子薬剤・タンパク質医薬などの非ホルモン製剤等の各種試験薬を投与し各種解析を行う。

研究成果の概要

精巣内にISPS(in situ permeation system)により薬剤を直接投与し拡散・浸透させるための各種条件検討を実施し、一定の成果を得た。また、本プロジェクトから派生する形で、精巣被膜外から被膜を通過して精巣実質へ薬剤を到達させるべく、その基盤となる浸透予備実験を比較的組織浸透力が強いとされる溶媒を用いて実施した。当該研究として、様々な正常組織・異常組織において各種薬剤の組織浸透実験を実施し、それぞれの実験において知見を得た。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として、精巣組織内へISPSにより直接的に薬剤を注入投与する方法に加えて、精巣被膜外から被膜を通過して精巣実質へ薬剤を到達させる方法も精巣に対するドラッグデリバリーシステムとして有用である可能性が示唆された。今後において、精巣内細胞(精細胞、セルトリ細胞、間質細胞)を治療の対象として精子形成能を改善させるための治療法の開発や、造精機能障害研究における一つの解析基盤としてISPSの有用性が示唆された。

報告書

(3件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2023-01-30  

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