研究課題/領域番号 |
20K20116
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
田岡 祐樹 東京工業大学, 環境・社会理工学院, 助教 (50845766)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 共創デザイン / 当事者視点 / 課題定義 / アイデア発想 / プロトタイプ / デザイン手法 / アイデア創出 / サービスデザイン |
研究開始時の研究の概要 |
これまで製品・サービス開発に参加してこなかった一般の人々(コ・デザイナー)と共に製品開発する共創デザインの重要性が増している中で,コ・デザイナーによる発想や議論を支援する手法が研究されてきた.共創デザインにおいて,コ・デザイナーが(自分自身ではない)ユーザーの当事者視点に立ち,ユーザー体験を創出する手法は明らかになっていない.そこで,本研究は,当事者視点に立つことを可能にするユーザー体験のプロトタイピング手法を開発し,提案手法がコ・デザイナーによる議論(アイデア創出や合意形成)及び成果物の質に及ぼす影響を解明する.
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研究成果の概要 |
本研究では、デザイナーが訓練により身に着ける能力を持たない人々(コ・デザイナー) が自分ではないユーザーの当事者視点に立った課題発見や課題解決を行うための手法の研究を行なった。これにより、ユーザー当事者の視点に立つための手法を実現した。具体的には、課題発見においてユーザーの情報に基づき当事者視点に立つ思考過程の観察を行なったほか、IoTデバイスを用いて当事者の視点に立ちやすくする手法を開発した。また、動画データを用いることで、自分や他者が行動をしていた当時の当事者視点にたつ手法を開発した。本研究によって、当事者視点にたった課題派遣及びそれに基づくアイデア発想のための手法を構築する基礎を築いた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
当事者視点に立った課題定義及びプロトタイピングは、ユーザーの課題が多様化する現代において、潜在的な課題を発見し解決策を提案するために重要な役割を果たす可能性がある。研究成果に基づき、当事者視点を取得しながらユーザー課題を解決することによって、社会課題の解決に大きく貢献する可能性がある。
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