研究課題/領域番号 |
20K20126
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90010:デザイン学関連
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
山田 崇史 近畿大学, 生物理工学部, 講師 (70779826)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 誘導 / 床材 / 認識しやすさ / 歩行しやすさ / 歩行実験 / 走行実験 / ユニバーサルデザイン / バリアフリー / 視覚障害者 / 晴眼者 / 設計 / 試作 / 特許 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、視覚障害者および視覚障害者でない人やモノが通行する際に障壁とならない、視覚障害者用の歩行誘導床材を開発することを目的とし、歩行誘導床材の製作、振動計測と歩行実験を行い、歩行誘導床材を評価する。そして、視覚障害者が容易に歩行誘導床材を認識可能であることに加え、車輪を有する機器が走行する際、可能な限り抵抗・振動が少なくなり、晴眼者にとっても歩行の妨げにならない歩行誘導床材の形状を特定する。
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研究実績の概要 |
本研究は、視覚障害者および晴眼者、車輪がある機器が走行する場所においても、お互いの障壁とならない利用環境を作り出すことができる歩行誘導床材を設計・製作することである。そして、建築物内において、受付や窓口から職員などによる誘導を行わなくても、視覚障害をもつ利用者が目的地まで行くことができ、施設の人的コスト削減につながることや、病院や福祉施設の他、不特定多数の歩行者や機器が走行する施設内(例えば、空港や駅舎など公共施設)において施設利用者の利便性を向上させることを目指す研究である。 2022年度に実施することになっていた内容は、1.歩行誘導床材の形状設計と床材の試作、2.加速度センサーを用いた歩行誘導床材の振動解析である。過年度に特許を取得した内容に基づき、歩行誘導床材の線状突起凸部が湾曲している試作物を複数作成し、台車を用いた走行実験による振動測定を行い、振動特性を評価した。そして、車いすなど車輪を有する機器への振動の影響が小さく、視覚障害者の誘導が可能である線状突起形状について検討した。JIS規格と有意差が見られない形状は、幅13.5mm・高さ5.0mmである。この寸法より、幅を広げることや高さを低くすることで、JIS規格と比べて、振動レベルを低減させることが可能になる。今後は、歩行者による歩行実験を行い、歩行感覚を評価を行うことで、視覚障害者および晴眼者にとって、より使用しやすい歩行誘導床材の開発を目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本研究課題応募時に示した内容である1.歩行誘導床材の形状設計と床材の試作と2.加速度センサーを用いた歩行誘導床材の振動解析を行うことができたためである。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は以下のように研究を計画する。 1.歩行誘導床材の形状設計 2022年度に実施した内容を踏まえ、複数形状の床材を製作する。 2.歩行誘導床材の歩行実験ならびに評価 視覚障害者ならびに晴眼者を対象として歩行実験を行い、開発した床材の使い勝手を検証する。
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