研究課題/領域番号 |
20K20139
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
河合 将志 国立情報学研究所, オープンサイエンス基盤研究センター, 特任研究員 (10856090)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | オープンアクセス / 機関リポジトリ / Open Access / Institutional Repository / オープンサイエンス / グリーンオープンアクセス |
研究開始時の研究の概要 |
日本は世界でも有数の機関リポジトリ保有国であるが、グリーンオープンアクセスの進捗度には機関の間で大きなばらつきが見られる。こうした状況を改善するための取組を検討するにあたっては、まずこの進捗度のばらつきを生み出している要因を体系的に特定する必要があるが、そのような試みはこれまでなされてこなかった。そこで本研究では、要因として図書館員の活動に着目し、グリーンオープンアクセスに係るどのような活動が進捗度のばらつきを生み出しているのかを、定量分析と定性分析の双方を通して明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、機関リポジトリによるオープンアクセスについての定量的な実証に加え、実証にもとづく機関リポジトリの機能開発をおこなった。初年度には機関リポジトリにおける学術雑誌論文の件数と図書館員によるオープンアクセス推進活動の因果関係についての定量的な実証に取り組み、結果を論文にまとめた。最終年度には機能開発に取り組み、オープンアクセス推進活動に関するデータを自動収集するシステムをJAIRO Cloudに付加した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における機関リポジトリによるオープンアクセスは低迷した状態にあるが、本研究の成果は、こうした現状の改善に寄与するものといえる。定量的な実証は、機関リポジトリにおける学術雑誌論文の件数の増加につながるオープンアクセス推進活動を示すものであり、機関リポジトリコミュニティの活動指針となり得る。開発したJAIRO Cloudの機能は、推進活動に関するデータを自動収集するものであることから、収集されたデータを利用した実証の精緻化と、精緻化された実証にもとづく新たな活動指針の提示を可能にすると見込まれる。
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