研究課題/領域番号 |
20K20141
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分90020:図書館情報学および人文社会情報学関連
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研究機関 | 群馬県立女子大学 (2022) 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(機構本部施設等) (2020-2021) |
研究代表者 |
鈴木 親彦 群馬県立女子大学, 文学部, 准教授 (60803434)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | IIIF / 人文情報学 / マイクロコンテンツ / 歴史資料 / 時空間情報 / 非文字資料 / 江戸 / 美術史 / 人文学資料マイクロコンテンツ / 地域資料 / 歴史ビッグデータ / 都市 / 観光 / 非文字情報 / 絵巻物 / 地理情報 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、デジタル化された人文学資料の活用方法を実践的に研究する。古典籍を始めとする多くの人文学資料がデジタル化され、相互運用可能な状態で公開されてきている。この状況を活かし、資料を横断して部分を抽出して研究活用する「人文学資料のマイクロコンテンツ化」の手法を検討し、実践する。具体的な実践として、江戸時代の資料に掲載されている絵画や絵図などの非文字情報を抽出・整理し、江戸の都市状況を復元する。
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研究成果の概要 |
「人文学資料のマイクロコンテンツ化」と名付けた情報学を活用した人文学資料研究手法を考案し、実践的な研究を通じて都市江戸の状況を復元するとともに、同手法の人文学研究における一般化を目指した。 江戸に関する非文字資料をマイクロコンテンツ化し、時空間情報と結びつけることで、現実空間と結びついた歴史的状況を復元することに成功した。この成果はedomiというポータルサイトを通じて公開している。さらにマイクロコンテンツ化手法を他分野に応用し、GM法と名付けた分析方法によって、美術史学分野で「遊行上人縁起絵巻」に対する様式研究の成果も得ることに成功した。この成果は、情報処理学会「山下記念研究賞」を受賞した
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人文学において情報学の手法を用いて新たな発見・手法の開拓を進める人文情報学において、いまだデファクトスタンダードが存在しない絵画などの非文字情報に関する手法を発展させることに成功した。この手法を具体的な対象として、江戸の関する資料に応用することで、資料と実際の空間を結び付け、多角的にかつ視覚的に歴史的状況を理解することが可能となった。また、美術作品に応用することで、それまで物理的に難しかった顔などの「部分」の大量比較が可能になり、大作の制作過程・分業体制や参加した絵師・絵師工房の特徴について量的なエビデンスに基づいた議論を導いた。
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