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文化-ジーン共進化説のミクロ的確認とネットワーク社会学的展開

研究課題

研究課題/領域番号 20K20281
補助金の研究課題番号 17H06193 (2017-2019)
研究種目

挑戦的研究(開拓)

配分区分基金 (2020)
補助金 (2017-2019)
研究分野 社会学およびその関連分野
研究機関鹿児島大学

研究代表者

桜井 芳生  鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (50264396)

研究分担者 赤川 学  東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (10273062)
尾上 正人  奈良大学, 社会学部, 教授 (90299248)
高口 僚太朗  中央大学, ダイバーシティセンター, その他 (80824341)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
キーワード遺伝子 / 遺伝子社会学 / 遺伝子一塩基多型 / SNP / ツイッター / スマホゲーム / 生きにくさ / セロトニントレンスポーター遺伝子多型 / 生きづらさ / 社会構築主義 / 進化社会学 / バイオフォビア / 社会学 / rs53576 / オキシトシン / テレビ / 支配 / 逆相関 / 文化 / 一塩基多型 / 社会行動 / 耳垢 / ジーン / 共進化 / ネットワーク / セロトニン / 社会科学
研究開始時の研究の概要

ネットワーク変数を含む社会変数(の推移)と遺伝子変数の関連を分析する。匿名の調査協力者さんたちから採集した遺伝子試料の解析結果とその方々に回答いただいたスマホアンケートの結果との 相関分析をはじめとする統計解析をおこなう。オキシトシン受容体OXTR遺伝子の一塩基多型の一つ「rs53576」のタイプの解析をまずは目指した。SNP「rs53576」のタイプは、AAホモ、AGヘテロ、GGホモ、の三類型存在する。AAホモのヒトほど、Twitterを、する。などといった、興味深い相関が見いだされた。

研究成果の概要

遺伝子変数が、ひとびとの社会行為・意識に影響を与えているかをさぐった。遺伝子一塩基多型(SNP)rs53576が、ツイッターの頻度に、rs4680が、スマホゲーム頻度に、セロトニントレンスポーター遺伝子多型5-HTTLPRが、「生きにくさ」意識に、影響をあたえていることを、世界で初めて見出した。一冊の成書『遺伝子社会学の試み 社会学的生物学嫌い(バイオフォビア)を超えて 』日本評論社 として、市場にだし、広く国民にも届けた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本初の遺伝子社会学の成果である。日本の社会学史上、はじめて、遺伝子変数が、人々の社会行動・意識に影響を与えていることを統計的にたしかめた。生物学的要因を忌避する日本に社会学界における学術的意義は大きい。遺伝子的要因についての社会一般の関心は高まっている。しかし、その理解は安易なものも少なくない。そのような風潮を啓蒙するためにも日本の社会学者が、学問的厳密性とともに、研究成果をあげた社会的意義はおおきい。

報告書

(5件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実績報告書
  • 2018 実績報告書
  • 2017 実績報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて 2021 2020 2019 2018 その他

すべて 学会発表 (11件) 図書 (1件) 備考 (4件)

  • [学会発表] 日本若年層の「スマホゲーム」頻度にたいする、遺伝子一塩基多型(SNP)rs4680 の看過しがたい効果2021

    • 著者名/発表者名
      桜井芳生、西谷篤、尾上正人、赤川学
    • 学会等名
      第 70 回数理社会学会大会(JAMS70)
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 現代若者「生きにくさ」に対する、セロトニントランスポーター遺伝子多型 5-HTTLPR の効果2020

    • 著者名/発表者名
      桜井芳生、西谷篤、尾上正人
    • 学会等名
      第 69 回数理社会学会大会(JAMS69online)
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] ツイッター遺伝子の発見?――遺伝子社会学の試み(1)2020

    • 著者名/発表者名
      尾上正人、桜井芳生、西谷篤、赤川学、安宅弘司、丸田直子
    • 学会等名
      第93回日本社会学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 現代若者「生きにくさ」に対する、セロトニントランスポーター遺伝子多型5-HTTLPR の効果――遺伝子社会学の試み(2)2020

    • 著者名/発表者名
      桜井芳生、西谷篤、尾上正人
    • 学会等名
      第93回日本社会学会大会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] セロトニントランスポーター遺伝子多型におけるヘテロ二本鎖解析の検討2020

    • 著者名/発表者名
      西谷 篤、桜井 芳生
    • 学会等名
      生物学技術研究会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 階層帰属意識への、遺伝子一塩基多型 rs53576 の無視しがたい統制変数効果・「ツイッター遺伝子」の発見?2019

    • 著者名/発表者名
      桜井芳生 西谷篤 赤川学 尾上正人 安宅 弘司
    • 学会等名
      第 92 回日本社会学会大会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 社会学のためのDNA抽出と遺伝子型解析の実際2018

    • 著者名/発表者名
      西谷 篤
    • 学会等名
      第91回 日本社会学会大会 研究報告
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ヒトの言語と FOXP2 遺伝子 ヒューマン・ユニヴァーサルズからアニマル・ユニヴァーサルズへ2018

    • 著者名/発表者名
      尾上 正人
    • 学会等名
      第91回 日本社会学会大会 研究報告
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 高田少子化論の進化論的基盤2018

    • 著者名/発表者名
      赤川 学
    • 学会等名
      第91回 日本社会学会大会 研究報告
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 社会行動に対する遺伝子 - 塩基多型の影響 「文化 - ジーン共進化説のミクロ的確認とネットワーク社会学的展開」速報2018

    • 著者名/発表者名
      桜井 芳生 西谷 篤 赤川 学 尾上 正人 安宅 弘司
    • 学会等名
      第91回 日本社会学会大会 研究報告
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 唾液からのDNA抽出と遺伝子型解析の試み2018

    • 著者名/発表者名
      西谷篤・桜井芳生
    • 学会等名
      平成29年度 九州地区総合技術研究会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書
  • [図書] 遺伝子社会学の試み2021

    • 著者名/発表者名
      桜井芳生、赤川 学、尾上正人
    • 総ページ数
      336
    • 出版者
      日本評論社
    • ISBN
      4535587566
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [備考] 『日刊サイゾー』インタビュー「「「遺伝子社会学」が追究する“格差”の正体とは?」

    • URL

      https://www.cyzo.com/2021/04/post_274499_entry.html

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [備考] 若者の若者文化離れ仮説、への、ホルモン時系列推移の状況証拠

    • URL

      http://sakurai.c.ooco.jp/181218bboushou.htm

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [備考] 「遺伝子-教育経済学」の構想

    • URL

      https://ameblo.jp/yoshiosakuraig/entry-12580162040.html

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [備考] ソクラテスによって始まった西洋の愛知活動は現代ダーウィニズムによって実質的に終了させられた

    • URL

      https://ameblo.jp/yoshiosakuraig/entry-12577837821.html

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2024-03-26  

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