研究課題/領域番号 |
20K20313
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補助金の研究課題番号 |
17H06292 (2017-2019)
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研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
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配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2017-2019) |
研究分野 |
人間情報学およびその関連分野
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研究機関 | 豊橋技術科学大学 |
研究代表者 |
中内 茂樹 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00252320)
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研究分担者 |
南 哲人 豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (70415842)
東 広志 京都大学, 情報学研究科, 助教 (70734474)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
25,740千円 (直接経費: 19,800千円、間接経費: 5,940千円)
2020年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2018年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2017年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | グレア錯視 / 明るさ知覚 / 瞳孔反応 / 時間知覚 / グレア / SSVEP / 光感受性障害 / 脳波 / 瞳孔 / 他覚的計測 |
研究開始時の研究の概要 |
輝度が中央部に向かって明るくなるようなグラデーション刺激で囲まれた場所は、物理的には等輝度であっても周りよりも明るく、条件によっては発光しているように感じられる。本研究課題はグレア錯視に関連する視覚メカニズムについて心理物理実験と生理反応(瞳孔反応および脳波)を組み合わせたアプローチにより明らかにしようとするものである。瞳孔は眼への入射光量のみならず、主観的な明るさを反映し、グレア錯視に対しても大きな縮瞳を示すことが知られているが、本研究課題ではさらに、その反応が色によって異なることを示した。特に青グレアの場合に瞳孔反応も、また主観的な明るさもその効果が大きいことを発見した。
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研究成果の概要 |
本研究ではグレア錯視に着目し、主観的な明るさと瞳孔反応の関係を通じて、様々な主観量の定量を試みてきた。これまで、1)グレア刺激とコントロール刺激に対する瞳孔反応の計測、2)色が異なる等輝度グレア刺激に対する瞳孔反応と主観的な明るさの計測、3)主観的な明るさと時間知覚、それに付随した瞳孔反応の関係について調査した。いずれの結果も、瞳孔は刺激の物理的な輝度よりもむしろ主観的な明るさ感を反映すること、逆に瞳孔反応を揃えるような物理刺激に対しては主観量も同程度となり、瞳孔反応は主観量を定量的に計測する有用な手がかりとなることを示している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
瞳孔系は明るさ知覚に限らず、様々な主観的知覚の程度や質を反映することが期待される。したがって、これまで自己申告やアンケートに依存していた主観量をより他覚的に把握する一方法として瞳孔計測は有用であり、光感受性障害など純粋に主観量にのみ症状が現れる場合の客観的判断の足掛かりとなるほか、視覚的デザインの効果や誘目性などの客観評価への展開も期待できる。
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