研究課題/領域番号 |
20K20317
|
補助金の研究課題番号 |
18H05296 (2018-2019)
|
研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
|
配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2018-2019) |
審査区分 |
高度科学技術社会の新局面
|
研究機関 | 山口大学 (2021-2022) 大阪大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
呉羽 真 山口大学, 国際総合科学部, 講師 (80750215)
|
研究分担者 |
近藤 圭介 京都大学, 法学研究科, 准教授 (00612392)
一方井 祐子 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (00709214)
稲葉 振一郎 明治学院大学, 社会学部, 教授 (40252944)
神崎 宣次 南山大学, 国際教養学部, 教授 (50422910)
寺薗 淳也 会津大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (60453023)
吉永 大祐 早稲田大学, 政治経済学術院, 次席研究員 (60631439)
伊勢田 哲治 京都大学, 文学研究科, 教授 (80324367)
磯部 洋明 京都市立芸術大学, 美術学部/美術研究科, 准教授 (90511254)
玉澤 春史 京都市立芸術大学, 美術学部/美術研究科, 客員研究員 (90829441)
杉谷 和哉 岩手県立大学, 総合政策学部, 講師 (10908487)
菊地 耕一 東京大学, 未来ビジョン研究センター, 客員研究員 (80900414)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
25,740千円 (直接経費: 19,800千円、間接経費: 5,940千円)
2021年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2020年度: 7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2019年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
|
キーワード | 宇宙の人文社会科学 / 科学技術社会論 / 科学コミュニケーション / 持続可能性 / デュアルユース / 宇宙ビジネス / 宇宙探査 / 宇宙資源 / 科学技術コミュニケーション / 宇宙倫理学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、宇宙科学技術の社会的インパクトを明らかにし、またその発展に伴って社会が直面する諸課題と対応策を特定することを通して、宇宙科学技術と社会の望ましい関係性を構想することに取り組む。このために、「宇宙文化」、「宇宙と持続可能性」、「宇宙科学技術コミュニケーション」、「宇宙開発に関する社会的意思決定」の4つのテーマに関する研究を実施する。
|
研究成果の概要 |
本研究の目的は、宇宙活動の社会的インパクトおよび社会的課題を特定することで、宇宙活動に関する公共の議論の基礎を構築することにある。このために、有人月探査、宇宙ゴミ、デュアルユース宇宙技術、宇宙資源開発、民間宇宙旅行、といった話題に関して現状と課題を特定した。また、「対論型サイエンスカフェ」という宇宙科学技術コミュニケーションのモデルの提案と実践を行った。主な成果として、2021年度には、宇宙科学技術社会論フォーラム「宇宙開発をみんなで議論するために」を開催し、また2022年度には書籍『宇宙開発をみんなで議論しよう』を出版した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、民間宇宙活動の拡大など、宇宙活動は急速に発展している。しかし、宇宙活動は生活から縁遠いというイメージを持たれることが多く、それに関する公共の議論は行われていない。本研究の社会的意義は、宇宙活動を巡る議論に市民が参加する方法と、その土台となる知識を整備した点にある。また、本研究の学術的意義は、第一に、科学技術と社会の関係を考察する「科学技術社会論」の分野で、宇宙活動に関する初の体系的な研究を実施し、その基礎を確立した点、第二に、「対論型サイエンスカフェ」という、宇宙活動以外の分野にも適用可能な科学技術コミュニケーションの手法を開発した点にある。
|