研究課題/領域番号 |
20K20350
|
補助金の研究課題番号 |
18H05332 (2018-2019)
|
研究種目 |
挑戦的研究(開拓)
|
配分区分 | 基金 (2020) 補助金 (2018-2019) |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
千葉 明 東京工業大学, 工学院, 教授 (30207287)
|
研究分担者 |
朝間 淳一 静岡大学, 工学部, 准教授 (70447522)
|
研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
25,870千円 (直接経費: 19,900千円、間接経費: 5,970千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 21,580千円 (直接経費: 16,600千円、間接経費: 4,980千円)
|
キーワード | 振動騒音 / 騒音低減 / スイッチドリラクタンスモータ / IPMモータ / モータ / 電磁力 / ラジアル力の和 / 電磁力の和 / モータ振動 / モータ騒音 / ラジアル力の和がフラット / ラジアル電磁力 / ラジアル力 / 騒音 / 振動 / SRモータ / PMモータ / 電気機器 / 力の和 / 自動車駆動 / 力の和がフラット / 振動低減 / ラジアル方向電磁力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、モータに作用するラジアル方向電磁力のベクトルを制御することにより、モータの振動騒音の低減を図り、世界に先駆けて、挑戦的な学術研究を推進する。申請者らが発見した電磁力の和をフラットにして騒音振動を低減する方法の基礎理論の確立と実証に挑戦したい。原理的には多くのモータに適用可能である。 申請者は最も難関と言われるIEEEのテクニカルフィールド賞の受賞者となり、また、また、IEEEのジャーナルで2016、2017年に論文賞を連続受賞しており、研究遂行能力はある。 この挑戦が成功すれば、ラジアル方向電磁力ベクトルを制御する方法が一つの学術分野として確立し、自動車、産業機器に波及効果は大きい。
|
研究成果の概要 |
モータに作用するラジアル方向電磁力を制御することにより、モータの振動騒音の低減を図り、この分野において世界に先駆けて、挑戦的な学術研究を推進した。申請者らは強力な永久磁石を用いたモータよりも、リラクタンストルクを活用し、磁界の強さを可変可能なモータが今後の突破口になると考えている。負荷トルクが小さい時には鉄損が低減でき効率が高い特長があるからだ。しかし、ラジアル方向の電磁力が大きく脈動し、振動騒音が発生する問題がある。そこで、申請者らが世界に先駆けて発見した電磁力の和をフラットにする方法は、スイッチドリラクタンスモータと永久磁石モータへも効果的であることを明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
申請者らが世界に先駆けて発見したラジアル力の和をフラットにし、騒音振動を低減する方法が、スイッチドリラクタンスモータだけでなく、レアアース永久磁石モータにも適用可であるかどうか挑戦し、可能であることを明らかにした。ラジアル方向力の和をフラットにする方法が一つの学術的な突破口となり米国、独国でも研究が開始され、自動車、産業機器に波及効果は大きい。申請者はこの分野でトップの5名のパネリストとして、講演を依頼されるとともに、モータ関係の著名人が名前を連ねる2020年IEEEのニコラテスラ賞を受賞した。50才台で受賞が決まった日本人は初めてであり、我が国の研究力アップに大いに貢献できた。
|